水曜日 春分の日

昨日、来てくれたAさん(60才代後半)、今日も来店。

新世界で3周年を迎えたスナックのパーティーに行った帰りに、寄ってくれました。

今日も面白い話をいっぱいしてくれました。

Aさんの友達で、東京でSMクラブをしている人がいるそうです。

男街マップには載っていないSMクラブでした。

SMクラブにはハイクラスの人がくるそうですが、その中の1人が外国の大使館員として外国に行ったそうです。

「遊びに来ないか?」との誘い、実は・・出張SM。

清水の舞台から飛び降りたつもりで、友達は行く決心をしたそうです。

喋れるのは日本語だけ。

外国で機嫌よく遊んでの帰りの飛行機。

飛行機の乗り換えがあったそうです。

乗り換えの飛行場で「何時に、どの飛行機に、何処から乗るのか」全く分からなくなった彼はパニックになってしまい、大声で「カンクウ、カンクウ」と、騒ぎだしたそうです。

彼に対して、日本人は知らぬふりをしていたとか。

Aさんが彼を関空まで迎えに行ったそうですが、彼は心身ともに疲れて、ヨレヨレになっていたそうです。

「もう2度と外国には行かない」と、彼は言ったそうです。

Bさん(60才代後半)の来店。

今日は雨の中、一心寺にお参りに行って来たそうです。

その帰りに店に寄ってくれましたが、「家に帰るのが遅くなる」とは、奥さんに言わずに出て来たので、店にいる間中、“早く家に帰らなくては”と、気にしているようでした。

面白く話していたAさんを見て、Bさんが「酒場放浪記(BSのテレビ番組)の吉田類に似ている」と、言いました。

後から、Cちゃん(73才)が来て、Bさんの隣に座りました。

「Bさんのことを宇治で生まれ育ったCちゃんですよ」と、Bさんに紹介したら、2人の話が意外な所に行ったので、私は驚きました。

“昔、宇治出身で「山宣」と言う人がいた”と云う話。

私は山宣って初めて耳にしましたが、2人とも山宣については詳しかったです。

山宣とは山本宣治のこと。

山本宣治(明治22年〜昭和4年)は生物学者であり、政治家。

産児制限で避妊(サック)の必要性を説いたそうです。

労働党から出馬したけれど、実は共産党の推薦。

選挙で当選はしたそうですが39才の時に暗殺されたそうです。

Cちゃんが東京のスナックに行った時も、「宇治出身だ」と人に言ったら、「山宣」の話題になったことがあるそうです。

Cちゃんが安保闘争の話をし出した時、Bさんが、「一次の話?1970年の2次の話と?」とCちゃんに聞いたら、1959〜1960年の話だそうです。

Cちゃんは当時、高校生だったそうです。

Bさんはトイレでハッテン中に、定期券入れを取られたそうです。

その中には身分を証明するものが入っていたそうですが、お金は入っていなかったそうです。

後日、トイレで会った男に脅迫されたそうです。

「お金を15万円、出せ」と、脅して来たそうです。

「会社にホモだと知らせるぞ」と。

「知らせるなら、知らせろ。会社を辞めたらいいことだ」と、Bさん。

「奥さんにホモだと知らせるぞ」と。

「知らせろ。離婚したら済むことだ」と、Bさん。

結局、大きな被害もなく済んだそうですが、「期間が半年の定期券がもったいなかった」と、Bさんは言っていました。

初めて会話をする2人の話が色んな所に飛ぶので、聞いていて面白かったです。

Cちゃんは図書館で「乱交の文化史」を、借りて来たそうです。

そして、「ラスプーチンペニスは、寝たことのある女の話では33センチあったらしい」と言い、Cちゃんは本の中の写真(ホルマリン漬けのペニス写真)をみんなに見せていました。