今日、最初のお客さんはAちゃん(63才)とお連れさん。
お連れさん(Bさん)は、小柄な人で60代後半に見えました。
Aちゃんの話では、「彼は自分の幼馴染(同級生)で、かけふの店には何年か前に1度、来たことがある」とのこと。
会話の中で、Bさんが「船乗りだった」と言われたので、やっと、やっと、Bさんのことを思い出しました。
Bさんの乗っている船(運搬船)が、堺港かどこかの港に停泊した時に、Aちゃんと一緒に来てくれたことを、思い出しました。
AちゃんとBさんは宇和島より高知より。
子供の頃は一緒に海で泳いでいたそうです。フリチンで。
学校の授業で泳ぐ時だけは黒ネコをしていたそうです。
中学の運動会の練習で機械体操(組立体操)で、ペアを組んでいた仲だそうですが、みんなが普通に出来る体操も、力のないAちゃんは出来なくて、先生にビンタをされたそうです。
連帯責任でBさんもビンタをされたそうです。
子供の頃は小学校の全生徒は300人強だったそうですが、現在は過疎では30人くらい。
小学校は6年生まであるけれど、生徒がいない学年もあるそうです。
中学校は廃校になったそうです。
そして運動会は、幼稚園児、小学生、中学生の合同の運動会だそうです。
昔は、運動会での応援の席取りも大変だったけれど、今は人が少ないので席はガラガラ、余っているそうです。
Bさんの家から海まで3分。
近所では2階の窓から魚釣りが出来る家もあるそうです。
台風の時は家が高波を受けることもあるそうです。
そう云う時は、高台にある親戚の家に避難をするとか。
潮風で、電気製品も早く傷むそうです。
60才で船乗りを辞めて、一日、することがないので釣りをしていて、夜は7時半から8時くらいに寝て、朝は4時半に起きるそうです。
AちゃんとBさんは、本当に“竹馬の友”と云った感じ。
幼い頃から大人になるまでの多感な頃を、一緒に歩んで来たと云った感じでした。
そして、Cさんの話、バスが1日に3本しかないと云う田舎の話などを聞いていると、心が間延びしてくるようで、安らぎました。
Bさんは今夜、Aちゃんの家に泊まるそうです。
Aちゃんの家には同棲相手の男がいると共に、犬2匹とネコ12匹がいます。
Bさんは幼い時に犬にかまれたことがあって、それがトラウマとなって犬と猫が大嫌いだそうです。
Aちゃんの家で、Bさんは安眠できるかどうか、私は心配です。
C君は今日、新世界で会社の人、2人と出会ったそうです。
2人の中の1人は同僚で妻子持ちの男。
もう1人は同じ会社の女子社員。
2人とすれ違う直前に、会社の人だと気が付いたそうですが、お互いに知らない振りをして通り過ぎたそうです。
2人は手をつないで親しげに歩いていたそうですが、「あの時間、あの場所だったら、2人はタワーサイドホテル帰りかな?」と、C君は言っていました。