金曜日

今日、最初のお客さんはAちゃん(66才)。

「Bちゃんはどうしてる?」と聞いたら、「7月17日に死んだ」と、Aちゃん。

Bちゃんはガンで入院をしていました。

末期ガンだったそうです。

入院して1ヶ月で亡くなったそうです。享年73才。

Aちゃんは、Bちゃんの死を覚悟していたこともあり、心の整理が出来たのか、今日は明るかったです。

Bちゃんは今年になり、「足が痛い」、「腰が痛い」と言い出し、風邪をひいた時も高熱を出していました。

でも、末期ガンとはBちゃん自身も、周りの人も気が付きませんでした。

今年の四月には、2泊3日で四国を回って来ました。

その時は、Bちゃんは「足がだるい」とは言っていたけれど元気。

これを言ったら何だけれど、2人はセックスで燃えたそうです。

Bちゃんが元気だったころから冗談で、「万が一の時は、俺の為に金を残してくれよ」と、Aちゃんは言っていたそうです。

Bちゃんが入院をする時、BちゃんはAちゃんを呼び、そっとお金を渡してくれたそうです。

Bちゃんは独身で年金生活で家は持ち家で借家あり。

死んだら、親戚に家やお金を持って行かれる身。

BちゃんはAちゃんの為に、相当額(高額)のお金を渡したみたいです。

最初は、もらったお金の額を言いそうだったAちゃんですが、口を閉ざしました。

Aちゃんはすでに、一人見送っています。

Bちゃん(15年間、付き合った人)は2人目。

2人を見送り、清々しい感じのAちゃんでした。

かけふの一言。

本当にBちゃんは良い人でした。穏やかで優しい感じ。人の悪口など一切言わない人で、芝居や映画の話をよくしていました。痩せた人で、ひょうひょうとした感じの人でした。

心より、ご冥福をお祈りいたします。合掌。

Aちゃんは今日、映画館「国際」に行って来たそうです。

国際はデジタル映像にする為の工事で数日、休館していました。

今日、映画館に行ったら、映像がすごく綺麗だったそうです。

Cちゃん(61才)が映画の話を始めました。

シンクロナイズドスイミングの世界大会を見ていたら、使われている音楽は「映画『私が、生きる肌』のテーマ曲です」と、放送されたそうです。

Cちゃんが映画「私が、生きる肌」の話をすると、Aちゃんも、この映画を観たそうです。

映像が綺麗だったそうですが、映画のあらすじを簡単に話してくれました。

整形外科医の男が、若い男を誘拐して、監禁をして、人工の女、理想の女に改造をして行く、話しだそうです。

パソコンで検索して映像を見て、あらすじを読んでみたら、もっともっと、複雑で猟奇的な内容でした。

映画「私が、生きた肌」を知らない人は、自分で検索して見て下さい。

Cちゃんの隣に、Dちゃん(56才)とEちゃん(25才)が座りました。

何故か3人は異様に話が盛り上がり、代わり番こに歌を唄っていました。

Cちゃんは運動をして、体脂肪を落としたいそうです。

今はウエストが80cmないそうですが、体脂肪を10以下に落としたいそうです。

Dちゃんのウエストは75cm。Eちゃんは68cmだそうです。

Dちゃんが40才代の頃はエアロビをやっていて、大会に出たことがあるそうで、体脂肪は低いそうです。

Dちゃんはアメリカで生まれた人です。

外国に留学したことのある人、海外出張をしていた人達で、順番に英語の歌を唄っていました。

今夜で来店2回目のFちゃん(61才・神戸)は今日、神戸で寄合があったそうです。

わざわざ、新世界まで足を延ばして、店に来てくれました。

Fちゃんは大学を出てから、アパレル関係の会社に入社して、海外に何度も行ったそうです。

“着ている物のセンスが良いなー”と、私は思っていましたが、納得しました。