木曜日

Aちゃんが、店に来て一番に言いました。

「僕が店に来たことを、日記に書かないでね」と。

Aちゃんは実社会でか、インターネット上でか、は知らないけれど、ストーカーに追いかけられて困っているそうです。

大変だね。

Bちゃん(66才)はこの夏、孫(女児2人)の相手をして疲れたそうです。

また、地蔵盆の準備でテントなどを運ぶ力仕事をしたそうですが、例年ならなんともなかったのに、今年は汗だくだくになり、へたばったそうです。

「歳を取ったんだね」と、Bちゃんは感慨深げに言っていました。

Bちゃんは昔の良き大阪と云うか、近所付き合い(人情)が今でも残っている下町に住んでいます。

近所のお婆さんがBちゃんに言ったそうです。

「家のお爺ちゃん(お婆さんの夫)が(Bちゃんと)一緒に飲みたがっていたよ」と。

Bちゃんは組合員になってまだ10年になりません。

かけふの店がゲイスナックデビューです。

Bちゃんが堂山(北区の)の某ゲスナックで、たまたま飲んでいた時、このお爺さん(昔からの顔見知り)と出会ってしまったのです。

それからは、そのスナックには行かなくなったそうですが、同じ町内に住んでいるお爺ちゃんも、Bちゃんも、お互いに相手がゲイだと、分かったそうです。

そのお爺ちゃんが、お婆ちゃんを介して(仲介)、Bちゃんに「飲みに行こう」と、誘っているのです。

Bちゃんに、「そのお爺ちゃんは嫌い?」と聞いたら、「嫌いじゃーないよ」との返事。

「今度、お爺ちゃんと一緒に飲みにおいでよ」と言ったら、Bちゃんは笑っていました。

Bちゃんが何年か前、店に来た時に、来店中の若い子を見て、「あの子(同じ町内)はうちの店に買い物に来たことがある」と、言っていたことがありました。

Cちゃん(54才)の彼(Dちゃん・60才代後半)から電話がかかって来たそうです。「いつ来るの?」と。

何のことか分からないCちゃんは「どう云うこと?」と聞いたら、Dちゃんが言ったそうです。

「自分(Cちゃん)が『スナック〇で会おう』とメールをくれたから今、スナック〇でCちゃんが来るのを待っているんだよ」と。

そこでCちゃんは「そんなメールは出していないよ」と言い、何故そんな行き違いが起きたのか分かったそうです。

携帯でメール着信の合図があった時、Dちゃんは、ずっと前にCちゃんが出したメールを今、着いたメールと勘違いをして、スナック〇でCちゃんが来るのを待っていたのです。

面白い勘違いだね。