木曜日

携帯を見ていたお客さん(Aさん)が、「8時21分に満月が、完全な満月になる」と、言われた。

「その時間に、月はどの方向にあるのだろう?」と私が言うと、Bさんがカウンターと反対の方向(南西)の上の方を、指でさされた。

かけふの店の窓は東向き。

“窓を開けても月は見えないだろう”と私は思い、非常階段を上って9階(ビルは8階建て)まで行くことにしました。

後から、階段を上る足音がしたので、振り返ってみたらAさん。

隣のビルや家がある間は良かったけれど、6階を過ぎた辺りから夜景が見えるようになり、私は足がすくみ、心臓がドキドキして来ました。

無理して9階まで行ったけれど、私はもうダメ。

高い所が怖くて、下も上も見ることが出来なくなり、階段に座り込んでしまいました。

Aさんは空を見上げ、「ここからは見えない」と言い、それでも空を見上げていて「あった。あった」と、声を上げました。

私も恐る恐る、立ち上がり東の方を見ると、雲一つない空に煌煌と輝く満月が。

でも、満月より、高所にいることが怖くて私はまた、座り込みました。

「高所恐怖症なの?怖かったら、先に下りて良いよ」と、Aさん。

「(完全なる満月まで)後、何分ですか?」と、聞いたら、「後、1分」との返事。

怖いのを辛抱して1分待ち、月を見上げると一瞬、輝きを増して神々しく光りました。

私はもう、辛抱出来なくなり、エレベーターで3階まで下りて、店に戻りました。

Aさんは満月を見つけてから、ずっと月を真剣に見つめていました。

時々、携帯で写真を撮っていました。

店に帰って見ると、窓が開いていて、みんなが「ここから月が見えるよ」とのこと。

窓から空を見上げると、東うえ75度あたりに、満月が燦然と輝いていました。

Aさんに「3階からも月が見えるよ。帰っておいで」と電話をしてもらうと、Aさんは帰って来ました。

私は前から、自分は高所恐怖症の気があることは分かっていましたが今夜、本物の高所恐怖症だと、自覚しました。

今夜は、本当に怖かったです。心臓が止まりそうでした。

私は前から満月が好きです。

満月に向かって、深呼吸をするのが好きです。

怖かったけれど、今夜の満月は最高でした。

でもでも、家に帰ってインターネットで調べたら・・

今年の中秋の名月十五夜・陰暦8月15日)と陽暦9月19日の満月が重なり、完全な満月になるのは、珍しいことらしいです。

そして、そして・・完全なる満月の時間は20:13と、なっていました。

Aさん(他府県)にはお土産として、(株)寿香寿庵の「神戸・白いチーズロール」をもらいました。ありがとう。

Cちゃんは体調が良い木曜日は、R(淫宿)に行っています。

Rに行っても、いつも(セックスが)出来るわけではありません。

前回は、人がするセックスの見学だけでした。

「今夜は、元を取るぞー」と力を入れ、EDの薬を飲んで行ったそうです。

1人、2人と関係したそうですが、射精までは行かなかったそうです。

その後、気にいった男がいて、廊下でモーションの掛け合いをして、やっとセックスまでこぎつけて、抜いてもらったそうです。

“もう時間も過ぎ、帰る時間だ”と思った時、「僕のも抜いて下さい」と相手が言ったので、抜いて上げたとか。

「そのせいで、かけふの店に来るのが遅くなったんだよ」と、Cちゃんは言っていました。

エレベーターホールに送って行った時、「まだ、薬は効いているんだろうね?」と私が言ったら、「効いている」と、Cちゃんは言っていました。

薬が効いているんだったら、もい一発くらい、してくれば良いのにね。