日曜日  (文化の日)

Aさん(60才)が学生時代の話をしてくれました。

Aさんは大学に収める入学金を、お父さんから預かっていたそうです。

そんなある日、クラスメートと話していると、彼が「従妹が与論島でアルバイトをしている。一緒に遊びに行かないか?」と言われて、Aさんは与論島に遊びに行くことにしたそうです。

親に金を出してくれとは言えないので、預かった入学金を借用。

天保山から奄美大島まで船で行き、奄美大島から船を乗り換えて与論島まで行ったそうです。

与論島で遊びまくり、いざ、帰る段になると台風の接近。

その台風は迷走台風で、台風が行ったり来たりで1週間近く、居座ったそうです。

金がなくなってきたので、宿は普通の部屋から、1泊1,500円の安い部屋に換えてもたったそうです。

移った部屋はトタンの屋根で、雨の音がうるさく、隣が馬小屋だったので臭かったそうです。

やっと、やっと台風が去り、帰る時には大阪までの船賃がなく、神戸まで帰って来たそうです。

友達の親戚が有馬にいて、そこで金をもらって、大阪まで帰って来たそうです。

家に帰って来て、ある日、玄関のドアを開けた途端、何かが飛んで来て額に当たり、ドバーっと血が出て来たそうです。

頭に当たったのは鉄の灰皿(鋳物)。投げたのはお父さん。

家に、大学から「早く入学金を払って下さい」との手紙が来ていたそうです。

入学金が納められていない(Aさんが流用した)ことを知ったお父さんが、怒って灰皿を投げ、それがAさんの額に命中したそうです。

血がかなり流れたそうですが、「医者に行け」とは、言われなかったそうです。

額に残っているいる傷跡を、Aさんは見せてくれました。

広島から来たBさん(66才)は今日、淀川マラソン(ハーフ)を、走って来たそうです。3時間台で完走。

今日はメッチャ疲れて、「もう、走るのは止めた。これからは登山にする」と、Bさんは言っていました。

走った後は、かねてから行って見たいと思っていたK温泉に行ったそうです。

入浴客は多く、年配の人が多かったそうです。

尺八をやっている人や、本番をやっている人がいたそうです。

露天風呂では、派手に遊んでいた人がいたそうです。

Bさんもチョイ遊びはしたそうですが、今夜はR(新世界の淫宿)に泊まる予定なので、抜かないで帰って来たとか。

Bさんは前回、Rに泊まった時、「今度は11月3日に来るので、また遊びましょう」と約束をした人がいるそうです。

K温泉で、「今夜はRに泊まる」と話したら、「だったら私もRに行きます。遊びましょう」と言う人がいたそうです。

「もし、2人共Rに来たらどうしよう」とBさんは、心配をしていました。