Aちゃんは、かけふ日記を昔にさかのぼって読んでいます。
だから、かけふの店のお客さんについても、ちょっとヒントを言えば、「あー、あの人」と、Aちゃんは言います。
今日は来ていたB君(38才)のことを、「この子は婚活をしている子だよ」と紹介すると、日記に書かれていたことを思い出し、「あー、この子がそうなの」と、Aちゃんは言いました。
B君はまだ、婚活をしているそうです。
B君が集団見合いで出会った女性に、最初の聞くのは「貴女のお父さんの仕事は何ですか?」です。
お父さんの仕事が弁護士とか医者だったら、後が継げないのでパス。
B君が求めているのは社長の娘。
後を継げる可能性があるからです。
つまり、B君は逆玉(玉の輿の男性版)を、ねらっているのです。
誰かが「女性のお父さんがタイプだったら、云う事ないよね」と言うと、「そう、そう」と、B君は言っていました。
誰かが、インターネットに投稿されていた話を紹介しました。
投稿者は女性(花嫁)。
投稿内容は、「実の父と、義父(夫の父)は同性愛の関係です」と。
結婚式を上げてから、実の父と義父は釣りに行ったりと、常に行動を共にし出したそうです。
そして、2人は泊りの旅行にも行き出したそうです。
そして2人はゲイの関係に。
聞いていたみんなは「へー」。
「でも、両家の仲が良いって、いいよね」と、誰か。
そして、「元から父親同士がゲイではなくて、どちらかの父親がゲイで、片一方の父親をくってしまい、その父親もゲイになったんだろうね」と誰かが言うと、「多分、そうだろうね」と、違う誰かが言いました。
でもでも、2人の関係は白日の下に。
すったもんだの挙句、両方の親はそれぞれに離婚。
どちらか一方の両親は再婚した(元のさやに納まった)けれど、もう一方は離婚したまま。
・・でも、両父親はいまだに付き合っているそうです。
何か、考えさせられる話だよね。
かけふの店で、名前を教えてくれない人がいます。
仕方がないので「上さん」と呼んでいます。
上さんは何時も物静かで、あんまり話をしませんが、隣に座った初対面のCちゃん(61才)とは、どう云う訳か今日は、よく話をしていました。
驚き、驚き。Cちゃんがタイプなのでしょうか?
2人の話から、上さんが65才と判明しました。
上さんとCちゃんの斜め前の席にDさん(68才)とEちゃん(41才)が座りました。
DさんとCちゃんがお互いの顔を見て、「どこかで会いましたよね?」と云う話になりました。
実はDさんは元、ゲイスナックのマスター。
「Dさんはスナック〇〇のマスターだよ」と紹介すると、Cちゃんは思い出しました。
「ゲイの世界にデビュー当時は(40年前)スナック〇〇に行っていて、マスターの家にも行き、この世界のことを色々教えてもらった」と、Cちゃんは言いました。
当時、Cちゃんは痩せていたそうですが、Cちゃんだと、Dさんは分かったみたいです。
上さんは、Dさんがスナック〇〇のマスターだと、顔を見て直ぐに分かったそうです。
上さんも、スナック〇〇に行っていたそうです。
Dさんがスナックを止めたのが20年前。
Dさん、Cさん、上さんは、懐かしそうに当時の話をしていました。
お土産としてもらったお菓子を、店ではみんなに出して上げています。
Fさん(57才)は、もらったお菓子をいつも持って帰り、奥さんと一緒に食べているそうです。
「これ、奥さんから」と言って、「ショコラパフリィ」と焼菓子「アルカディア」をもらいました。ありがとう。
「奥さんは、女の店でお土産をもらっていると、思っているよ」と、Fさんは言いました。
Fさんは退職した時のことを考えて、家賃の安いマンションンに引っ越したそうです。
そして、将来は北九州市(故郷)に帰るそうです。