今日、新世界に行くと、若草色や淡いオレンジ色の紋付き袴の若い子がいました。
“一瞬、この子等はチンドン屋かな?”と、私は思いましたが、“あ〜、今日は成人の日だ”と、気が付きました。
でもでも、こんな派手な着物を着るって、貸衣装と云うのが丸分かりだよね。
世の中には「馬子にも衣装」と云う言葉があるけれど、こんな派手な着物を着るなんて「軽薄丸出し」だなと、私は思いました。
今日、ぜんざいを食べに来てくれたAさんが、恐い話をしました。
「ホモサウナ(淫宿)が暫く休んでいた時があったでしょう」と、Aさんは話し出しました。
Aさんの友達で老け専の子が、ホモサウナの大部屋で年配の人を物色していたら、ビクとも動かない人がいたそうです。
近付いてみると、その人は息をしていなかったとか。
Aさんの友達は腰を抜かさんばかりに驚き、直ぐに服を着て家に帰ったそうです。
死体が発見され警察が来て、大騒ぎ。殺人事件か?病死か?
Aさんの友達は直ぐに帰ったので、警察の事情聴取を受けずに済んだそうですが、サウナに残っていた人達は色んな事(本名や住所)を聞かれたことでしょう。
ホモサウナの大部屋で死体。なんだか、恐い話。
関東から来たBさん(68才)は、今日も来てくれました。
今日は、奈良の郡山と、金剛山に行って来たそうです。
昔から城跡を見て回るのが好きだそうです。
名城ばかりでなく、地方にある地元の人しか知らないような城跡に行くのも好きだそうです。
また、有名な寺を始め、名前も知られていないようなお寺を巡るのが好きだそうです。
Bさんは一軒家に一人住まい。
泥棒に入られたことがあるそうです。
そこで、家にある古銭や(お母さんが収集していた)切手を処分することにしたそうです。
少々値上がりしていても、わずかな金と、古銭は銀行に持っていたそうです。
札の換金はともかく記念のコイン、特に10万円硬貨は大変だったそうです。
「本物かどうか判らないので1週間、預からせて下さい」と、行員。
預かり書には、本物か偽物か判らないんで「10万円の記念硬貨」とは書いてくれなかったそうです。
なんやかんやで、やっと10万円硬貨が本物と鑑定されて、1万円札10枚に換金で来たそうです。
古い切手は郵便局に持っていたそうですが、換金するのに切手1枚につき5円、取られたそうです。
Cさんは古い切手は順次、使っていっているそうでが、Bさんは「もう、手紙を出すこともないしね」と、言っていました。
Bさんは30年以上前に、新世界にあったSMの店「橋」にも出入りしていたそうです。
新世界の店以外に、難波や堂山にあったスナックやマスターのことについて、すごく詳しいので驚きました。
「某スナックのマスターは、男に貢いだ末の自殺だよ」とBさんが言ったので、みんなは驚きました。
30年近く前に、大阪から東京に行ったマスターの消息など、色んなことに詳しいので、みんなは驚きました。
Bさんは、自分のことを「評論家だよ」と、言っていました。
Bさんは今日も、「かけふの店のお客さんは上品だね」と、言っていました。
東京では「かけふの店は下品だけれど、面白い」と、聞いていたそうです。
Dさんはお母さんの世話をしています。
お母さんは自分一人で、風呂に入ったりトイレに行くことはまだ出来るそうですが、料理をしなくなったので、Cさんが食事の用意をしているそうです。
「毎日毎日、お母さんと顔を突き合わせているとストレスが溜まるので今日は、中之島のホテルを予約しているので、大阪に泊まります」と、Dさんは言っていました。。
Dさんは仕事で世界各国に行ったそうですが、アジアだけは行きたくないそうです。
ヨーロッパが良いそうです。
イタリアは好きだそうで、食事なども合うそうです。
フィレンツェが好きで、絵を描くのが趣味だそうです。
Dさんは外人が好きでないので、外国のハッテン場には一回も行ったことがないそうです。
Aさんは今まで行った所は、交通の不便な国(アジア、アフリカ、南アメリカ等)が主です。
足腰が弱くなったら、交通の便の良いヨーロッパに行くそうです。
来週、Aさんはエベレスト上空の遊覧飛行の旅に行きます。
Dさんは新世界に来たら、かけふの店がスタートです。
「この後は、どこの店に行ったら良いですか?」と、いつもの様にDさんに聞かれたので、岡ちゃんが某スナックを紹介しました。
そして、私が道案内して上げました。
今日、来られたお客さんと昔(約30年前)の話をしていると、同じスナックに出入りをしていたりするので、楽しいです。
今日は暇でしたが、話が盛り上がったので、楽しかったです。