開店時間(6時)きっかりに、Aちゃん(67才)の来店。
Aちゃんのお姉さんは、瀬戸大橋の下の島に嫁に行き、今は息子(50半ば)との2人住まい。
息子が、お母さんの介護をしているそうです。
島民の数は約200人。
島には就学児童や少年がいないので、学校はなく、年配(年寄り)の人ばかりの島になっていいるとか。
独身の息子は、Aちゃんにとっては甥っ子。
大阪で働いていたけれど、「島で仕事があるので帰って来い」と親に言われて、帰って行ったそうですが、今はもう仕事もなく無職。
その甥っ子を梅田ローズ(ホモ映画館)で見かけて、Aちゃんはビックリ。
あわてて映画館を出たことがあるそうです。
過疎の島で、お母さんの介護をしながら、その甥っ子は何を考えながら日々を過ごしているのでしょう?
都会でゲイをしている私には、過疎の島での生活は想像も出来ません。
Aちゃんは、裸祭りが大好きです。
今日は福岡県の沖ノ島、入島時の、全裸で海につかる禊の話をしていました。
テレビで放映していたそうです。
Bちゃん(72才)と、Cちゃん(64才)の来店。
Cちゃんは、トヨタのアクアを買って、1週間だそうです。
アクアのエンジンの掛け方は、販売場で習ったそうですが、いざ家でエンジンを掛けようとしたら、やり方を忘れてしまい、電話をして再度、聞いたそうです。
今度、2人で新車に乗って山陰へ旅するそうです。
車は、2人で交互に運転するそうです。
普段、苛ち(関西弁でいらち・せっかちの意味)のAちゃんですが、いざ運転をすると、すごく安全運転だそうです。
車間距離をたっぷりとり、他車に割り込まれても腹を立てないそうです。
逆にBちゃんの方が、イライラしながら運転をしているそうです。
普通免許しか持っていないAちゃんですが現職の頃は、現場(採石場など)ではトラックやユンボを運転していたそうです。
Aちゃんは、笑って話していました。
Bちゃんは10万円近くもする、炊飯器を買ったそうです。
「不味い米も美味しく炊ける。うまい米はより美味しく炊ける」と、Aちゃん。
でも、Aちゃんは冷ご飯が好きだそうです。
おかずも、冷たくても苦にならないそうです。
「でも、味噌汁だけは熱い方が良い」と、Aちゃん。
「冷ご飯が好きって、変わっているね」と、みんなで話しました。
米や玉子がなくなったら、電話をしたら、送って来れる人がいるそうです。
それに対してのお礼は、「俺のオマンコで返さんといかん」と、Aちゃんは真顔で言っていました。
Aちゃんは個性豊かで、口が悪いですが、中身はすごく真面目で、可愛い人です。
Bちゃんが惚れるのも、無理ありません。