Aちゃん(50才過ぎ)は、1年半ぶりの来店。
1年半の間に、何度か来てくれたそうですが、満員で入れなかったそうです。
Aちゃんはスーパーに勤めていますが、4月から転勤になるので、報告に来てくれました。
「試験に通ったので今回は支店長の次になるの。一応、栄転よ」と、Aちゃん。
「今度、転勤する時は支店長だね」と私が言うと、「責任を持たされるのは嫌だな」と、Aちゃん。
今度転勤する先は、売上、純利益が会社の中でトップクラスの支店だそうです。Aちゃん、頑張ってね。
今いる支店は場所柄(ゲイがいっぱい住んでいる街)、組合員の夫婦がいっぱい買い物に来ていたそうです。
「ある時、ハッテン場で“手を出そうかな”と思ったら、相手がお店の客だったので、手を出すのをやめた」と、Aちゃんは笑って話していました。
「今度の日曜はたまたま休みなったので、彼(46才)と京都に花見に行こうかな」と、Aちゃん。
今の彼とは付き合い出して5年。もう、セックスレスだそうです。
Bさん(70才過ぎ)とCさん(60才過ぎ)の2人は、3年ぶりくらいでの来店。
「かけふの店を、よく覚えていたね」と、岡ちゃんが言うと、「ちゃんと覚えていました」と、Bさん。
Bさんに「生まれはどこですか?」と聞いたら、最初は教えてはくれませんでしたが、後で「信介しゃんと同じ所です。遠賀川です」と、Bさん。
「『青春の門』の遠賀川ですか?7ボタ山の?」と聞いたら、「そう」と、Bさん。
炭鉱夫の住む、長屋で育ったそうです。
多感な頃(15、6才)の少年は時として、異常な行動をとります。
Bさんの中高生の頃の話は、正にそれでした。
貧しい長屋では、共同便所だったそうです。
今から思えば、建物は木造のバラックに毛が生えたようなもの。
共同便所に、あこがれている近所の女性が入ると、何時ものぞいていたとか。
便所の板の節穴を自分で開け、見にくいからと板の金隠しも壊してしまったそうです。
そして、女性が出て来たら直ぐに便所に入り、便槽(便壺)に落とされた女性の生理用品(だし綿)を拾って、嗅いでいたそうです。
便で汚れる前にだし綿を素早く拾い、臭いをかぎながら、マスをかいていたそうです。
成人してからは、昔のト〇コ(今のソープランド)に、よく通っていたそうですが、結婚には縁がなく、独身できたそうです。
Bさんが40才の頃、同僚とよく飲み歩き、電車がなくなったらサウナ大東洋に泊まっていたそうです。
仮眠室で寝ていた時、すごく気持ちが良くなり射精したとか。
射精の後、目を開けると、見知らぬ男がBちゃんのチンポをくわえていたので、Bちゃんは大いに驚き、サウナを出て、家にタクシーで帰ったそうです。時間は午前3時頃。
それが、男経験の初めだそうです。
ある時、ニュージャパンサウナで、憧れの先輩にそっくりな人を見かけたそうです。
あこがれの先輩は山男で、山で亡くなった人だそうです。
サウナを出てから、先輩にそっくりな人の後を追いかけて、信号待ちの所で追いついたそうです。
そして、「済みません。時間があったら話したいことがあるんですが」と、その人に声を掛けたら、「良いですよ」と了解をもらっい、その人に連れて行かれたのがゲイスナックだったそうです。
そこで、ゲイスナック、初体験。
スナックで、「貴方は亡くなった私の先輩にそっくりです」と説明し、今度、先輩の写真持って来ます」と言い、再会の約束したそうです。
2回目に会った時、彼は「写真を暫く預からせてくれ」と言って、家に持ち帰ったそうです。
そして次回、会った時に彼が言ったそうです。
「家族親戚に見せたら、みんなが『瓜二つだ』と言った」と。
それから、彼との付き合いが始まったそうですが、彼との肉体関係はなかったそうです。
Bさんが転勤になり、彼とは疎遠になったそうですが、今でも時々、堂山のスナックに行くと、彼(今、83才)が、「Bは来ているか?元気にしているか?」と、マスターに聞いているそうです。
亡くなった先輩も、彼も、宇津井健似で、男らしい所作、行動がそっくりだったそうです。
日記が長くなり過ぎたので、今日の日記は終わりとします。