Aさん(63才)は、火曜日から金曜日まで休みだそうです。
その間、奥さんは実家に帰っていないので、一人だそうです。
でも、休みの間中、予定は何もないとか。もったいないね。
B君(53才)にとっての「お袋の味」は、「くぎ煮」だそうです。
もう、お母さんは亡くなって2年(3回忌)にありますが、生前は毎年、くぎ煮を作って、親戚などに配っていたそうです。
「よその家のくぎ煮を色々食べたけれど、お母さんのが一番、美味しかった」と、B君。
くぎ煮の話を聞いていた料理人のC君(47才)が、言いました。
「来年はくぎ煮に挑戦してみようかな」と。
C君、くぎ煮、頑張って作ってね。
おすそ分け・・期待していま〜す。
岡ちゃんがお客さんに、「この店は初めてですか?」と聞いたら、「前に1度、来た」との返事。
このお客さんは、Cさんと言って、63才だそうです。
Cさんは、新世界で今から20年前くらいに全盛を極めていたスナックの従業員だったとか。
その店は老け老けの店で、よく流行っていました。
でも今日、話を聞いてみると、マスターは女好きだったそうです。
店の売り上げ全部(2、30万円)を持って京橋(女の店)に行き、無一文になって帰って来ていたそうです。
だから、休み明けの日は釣銭もなし。
その日、最初のお客さんが支払ったお金を持ってパチンコ屋に行き、両替機で両替をして、お客さんに釣銭を渡していたそうです。
店は午後2、3時から開けていましたが、混んでいたのは6時くらいまでだったそうです。
他のスナックが開く時間には、店はガラガラになっていたそうです。
現実は・・そうだったんですね。
周りで思っていた程、流行っていなかったのですね。
店の家賃も、酒屋への支払いも、カラオケ代も2、3年分が滞っていたそうです。
店はつぶれて、「後をやらないか」と、お客さんに言われたけれど、「借金だらけのお店は継げないと断った」と、Cさん。
昔は借金を踏み倒して、夜逃げと云うか、とんずらをする店が多かったです。
酒代を支払わない店に酒屋さんはなぜ、酒をおろして(配達をして)いたのでしょうか?不思議。
ゲイスナックは儲かっていると、みんなは思っているかもしれないけれど、現実は厳しですよ。本当に・・。