日曜日

金曜日に彼と来てくれたAさんが、今日、店に来て言いました。

「彼と、昨日の朝、別れました」と。

彼はまだ30前。

難関の国家試験に合格をして、将来を嘱望されている彼が、自分と付き合うことによって道を踏み外してはいけないと云う、親心から別れたそうです。

Aさんの方から突然、言い出したそうです。

別れると言っても、完全に縁を切るのではなく、電話をしたり、会って食事をしたりするのは続けるけれど、セックスの関係は断つことにしたそうです。

家族に縁が薄く、苦学生だった彼が、結婚をし、子供を作り、一社会人としの基盤を築いて欲しいと云う思いから、別れを決意したそうです。

彼も、別れることに関して納得をし、今までのことに関する感謝の気持ちと、将来に向けて、彼の夢を実現する為に頑張ると云うメールが着たそうです。

Bさんが道を歩いていて、何時も見かける浮浪者がいたそうです。

なぜかいつも、気にかかっていたそうです。

何か私に出来ることはないかと、考えたそうです。

ある時、「あっ、そうだ、コートを上げよう」と、思い付いたとか。

そして、浮浪者に「もし良かったらこのコート、着てもらえる?」と下でに丁寧に言ったそうです。

すると、浮浪者が「いらない」と、断ったとか。

善意を断られて、Bさんは唖然。

浮浪者(ホームレスの人)は、浮浪者でプライドがあるんだよ」と、私。

「それに、風呂に何日も入っていない人が、クリーニング済のコートを着ていたら、“盗んで来て、着ているのではないか?”と、思われるしね」と、私。

他人に善意をすることの難しさを、Bさんは初めて知ったそうです。

Cちゃんは、台風11号が通過した夜、仕事から帰ると家(賃貸の一戸建て・独り暮らし)の前に、波板が何枚か積まれていたそうです。

「誰やー、こんなとこに波板積んだのはー」と、腹が立ったそうです。

でも後で気が付いたそうです。

積んであった波板は、Cちゃんの家の物干しの屋根として取り付けられていた波板が、強風で飛ばされたのだと。

親切な近所に人が、Cちゃんの家の波板だと気付いて、家の前に積んで置いてくれた様です。

Cちゃんは早速、管理会社の下請けに電話をすると、電話に出た女子社員が、「工事屋から連絡を入れさせるようにします」と、言ったとか。

でも、工事屋からの連絡もなく、今日に至っているそうです。

聞いていたみんなは、「早く、再度、連絡をしないと直してもらえなくなるよ」と、口々に言いました。

Cちゃんは何処か頑固で、間が抜けているから・・みんなが心配をしています。

物干し場に屋根がないので、洗濯物を干したまま外出が出来ないので、Cちゃんは困っているそうです。

Cちゃんは猫を飼っているけれど、その猫は病気がち。

いつも動物病院に連れて行っているそうですが、病院でよく見かける人達と話をすると、猫ばかり30匹も飼っている人もいれば、40匹も飼っている人がいるそうです。

「僕は猫1匹の医療費で四苦八苦しているのに、何十匹も飼っている人は医療費が大変だろうな」と、Cちゃんは人の懐の心配をしていました。