「正月のお雑煮は、すましですか?」とAちゃん(60才)が、みんなに聞いたら、全員の答えが・・「すまし」でした。
Aちゃんは両親が九州出身で、大阪育ち。
Bさんに「どこの出身?」と聞いたら、「本州の端っこです(山口県)」との返事。
偶然にも、全員、お雑煮はすましでした。
それから、みんなの話題は餅つきの話に。
餅をついたことがあるのはBさんのみ。
「みんな良い歳をしているのに、餅をついたことがないの?」と、Bさんの上から目線に、みんなは黙っていたけれど、何となく・・カチン。
Bさんの地方では寒もちと言って、1月末の頃に保存食として餅をつくそうです。
Bさんの家は10人家族なのに、餅を1石(いっこく)もつくとか。
「1石って、どの位か分かる?」と、また上から目線。
1石は米俵(こめだわら)にして、2俵半だよ」と、Bさん。
これだけのもち米を蒸して、餅をついていたそうです。
一日かかって、ついたそうです。
Bさんの家は石臼で、餅をつく時は水をつけなかったそうです。
インターネットで、1石と1俵を調べてみたら・・
1石=10斗=100升=1000合。 1俵=4斗=40升
米俵1俵は60キロ
調べてみたけれど、何の実感もわいて来ませんでした。??
Bさんが言いました。
「みんな知っている?御堂筋の銀杏の木を植え替えること」と。
「銀杏の木以外の並木道にするの?」と誰か。
「秋にギンナンが歩道に落ちたら臭いでしょう?だから、銀杏の実がならないように、オスの木か、メスの木に統一するらしいよ」と、Bさん。
聞いていたみんなは、「へぇ〜」
「ブレヒトの戯曲『三文オペラ』って、知ってる?」と、今度はCさん(73才)。
「三文オペラの歌詞は下品でね、詞を日本語に訳したら『女のあそこは墓穴だ』となる部分もあるらしいよ」と、笑いながらCさん。
「三文オペラの劇中歌の『メッキー・メッサーのモリタート』は英語に訳されて『マック・ザ・ナイフ』となって、アメリカのスタンダードナンバーになったんだよ」と、Cさん。
Cさんは、宮沢りえ主演の映画「紙の月」を観て来たそうです。
「宮沢りえは熱演をしていたけれど、脚本が悪かった」と、Cさん。
この後は、女が絡んだ犯罪の話で、店は盛り上がりました。
鈴木京香が主演した映画「刑法第三十九条」の話。
三和銀行オンライン詐欺事件の伊藤素子の話。練炭殺人事件の話。青酸カリ殺人事件の話。
「練炭殺人事件の本を読んだ」と、Cさん。
「彼女はね不細工だけれど、凄く名器だったらしいよ。彼女はフランス料理が上手で。デザートも自分で作っていたらしい。料理で男を取り込み、夜は娼婦顔負けのことをしていたらしい」と、Cさん。
あ〜・・みんなは博識なんだね。