水曜日

Aちゃん(64)と、Bちゃん(63)は、共に京都育ちだそうです。

Bちゃんの場合は、山奥で生まれ育ったので、電気が通ったのは小学6年の時だそうです。

電球に明りが点いた時、“わー、明るい”と、思ったそうです。

Aちゃんは街中なので、生まれた時から電気は通っていたそうです。

でも、子供の頃はよく停電があったので、ランプの火屋(ほや)磨きをさせられていたそうです。

みなさんは火屋って知っていますか?

ランプのガラスの部分で、真ん中がふくらんだ筒状の物です。

両端が細くなっているので、子供が火屋に手を入れて、布切れで磨いていました。

Bちゃんの子供の頃は、川で洗濯をしていたそうです。

飲み水は井戸水だったそうです。

Aちゃんの家にはもう、水道があったそうです。

ちなみに、私の場合(山陰)は、生まれた時から電気は通っていました。

飲み水は井戸でくんで来て、大きな甕に入れてありました。

母方のお祖父さんの家は、電気が通っていなくて、おばさん(小学生)がいつも火屋を磨いていました。

飲み水は、山の湧水を樋(とい)で家の中まで引き入れていました。

遠い昔の話ですが。

今日は水曜日なのに、なぜか忙しかったです。