Aちゃん(60代後半)は、付き合っていた人を2人、見送っています。
Aちゃんが55才で、同棲相手が73才の時、相手がガンで入院したそうです。
Aちゃんは、全身全霊で彼の看病したそうです。
しかし、看病の甲斐もなく彼は帰らぬ人に。
彼が亡くなってから、彼の兄弟(彼を含めて男3人女3人)から、
「ありがとうございました」と言われ、謝礼をもらったそうです。
彼の担当医からも「よく看病をされましたね、ご苦労さまでした」と、
ねぎらいの電話があったそうです。
2人目の彼(Bちゃん・享年72才)が亡くなったのは2年前。
Bちゃんがガンで入院をする前の日に、Bちゃんから電話があったそうです。
「渡したいものがあるから、家に来てくれ」と。
Bちゃんの家に行くと、「これまで ありがとう」とBちゃんは言い、まとまったお金をAちゃんにくれたそうです。
入院して1ヶ月後に、Bちゃんは天国に。
「Bちゃんとは日本全国、旅行をした」と、Aちゃん。
彼が亡くなる2ヶ月前に、2人は徳島に旅行をしました。
「その時のセックスで、Bちゃんは燃えてくれた」と、Aちゃん。
Bちゃんと付き合い出して間がない頃、夜に電話をしたら「今、手が離せないから」と、電話を切られてしまったことがあるそうです。
「多分、家に男が来ていたのだろう」と、Aちゃん。
また、朝、電話をしたら、電話に出ないこともあったそうです。
「多分、他の男と外泊をしていたのだろう」と、Aちゃん。
でも、後半はとても仲の良い、微笑ましい2人でした。
芝居好きのBちゃんとAちゃんは、2人で歌舞伎をよく観に行っていました。
2人とも年金暮らしなので、料金の安い3階席でした。
新規さんの来店。新規さんはCさん(50半ば)で、出身は北海道。
Cさんは独身で転勤族。
広島から大阪に転勤で、4月に来たそうです。
かけふの店には、広島のスナックで、かけふの店が話題になっていたので、来てくれた様です。
Dさん(70過ぎ)の来店。
Dさんは、今日1周年記念パーテーをしているスナックNから来たようです。
しかし、途中で「携帯がない。煙草もない」と言い出しました。
カバンの中などを探しまくりましたが、ありません。
「自分の携帯の番号を覚えている?」と聞いたら、手帳を見て番号を言いました。
岡ちゃんが店の固定電話でDさんの携帯に電話をかけてみましたが、電話の呼び出し音はしませんでした。
「店には携帯はないようだね」と、私。
スナックNに電話をして、マスターに携帯を探してもらいましたが、「ないよ」との返事。
そうこうしている中に、Dさんが「紙袋がない」と、言い出しました。
私がDさんの足元を見ると、そこにはヨレヨレになった紙袋が。
取り上げて中を見たら、正に形態と煙草が入っていました。
みんなで「良かった。良かった」と、言い合いました。
Dさんが携帯を見ると、携帯はマナーモード。
「それでは、音がしないはずだ」と、みんな。
DさんはCさんに「かけふの店は良い店だよ。客が良いよ」と言い、「一緒にスナックNに行きましょう?」と、盛んに誘いだしました。
Cさんは行くのを渋っていましたが、「行ってみたら」と岡ちゃんが言ったら、Cちゃんは行く気になり、Dさんと一緒に帰って行きました。
今夜、店が始まる前に私達も、スナックNに行って来ました。
スナックNでは、珍しい人にいっぱい会いました。
スナック「楽-TANOSHI-」の一周年記念の案内です。
スナック 「楽-TANOSHI-」 1周年パーティ
日時 平成27年5月12日(火)・13日(水)
午後3時から10時まで
電話 06−6632−9580