お店で突出しとして出す「おでん」ですが、今年 最後の分として 6人前を作りました。
今日、「おでん」が4人前出て、明日の最終日の分は2人前になりました。
何年かぶりで来たAちゃん(70過ぎ)、「おでん、まずかったら返品するぞー」との言葉でしたが、食べて「まーまーやないか」とのことでした。
「美味しい」とは絶対言わないのが、この人の信条です。
入院して、もう退院したはずなのになぜ、飲みに来ないのだろうと、心配していたBちゃん(60過ぎ)、やっと来店。
2ヶ月以上ぶりです。
Bちゃん、入院前より ものすごく元気そうで、私達は安心しました。
Aちゃんも何年か振りでしたが、同じく7年以上ぶりで来てくれたのはDちゃんです。
Dちゃんは、東京に転勤になったのを機に来なくなっていました。
歳を聞いたら、まだ50半ばとのこと。 若いね。
Dちゃんは、かけふの店のカラオケで最高得点を出した人です。
ユーミンの歌で98点と、97点を出しました。
なのに、今は声が出なくなったそうです。
歌を唄ってくれたけれど、昔の様には声が出ていませんでした。
Dちゃんは色んな話をしてくれたけれど、話の中には、周りの人達への感謝の気持ちがいっぱい込められていました。
お母さんが亡くなった時(葬式)、遠くから来る親戚の宿が取れなくて困り果てていた時、友達の数人が、「家のマンションンに泊まっても良いよ」と、言ってくれたそうです。
この時は、友達に大いに感謝したとか。
それ以外にも、ゲイスナックのマスター達に、親友として扱ってもらえたことにも、Dちゃんは深く感謝している様子でした。
超流行っていた店のマスターが、病気で店を閉めましたが その最終日、みんなが帰った後でDちゃんの手を取って「ありがとう」と言ってくれた時は、嬉しかったそうです。
Dちゃんはプロ野球が好きだそうです。
ソフトバンクの大ファンで、パリーグ全体のファン同士で、飲み会などで親交を深めているそうです。
Dちゃんは組合員、ノンケ関係なしに友達が多いようです。
人間として、すごく成長したDちゃんが、今夜はまぶしかったです。
Eさん(70過ぎ)も、ほぼ10ヶ月ぶりくらいので来店。
Eさんには80過ぎのお兄さんが、大阪で一人暮らしをしています。
歳が行ったお兄さんは一日中、炬燵に入ってテレビを見ているそうです。
お兄さんのことをEさんは、心配をしていました。
Eさんにはお土産として、奈良のお菓子「和ならべ しっとりバー」をもらいました。 ありがとう。
Aちゃんは今夜、ボトルをおろしてくれました。
帰る時、「今夜は来て良かった」と言ってくれたので、私は嬉しかったです。