金曜日

Aさん(60半ば)と、B君(30過ぎ)は、昼に大阪に来て、かけふの店が5軒目。

今夜の泊りは、新世界の東横インのツイン。

料金は8,000円強。

半年前から予約をしていたそうです。

2人は出会って10年。

10年前に、パソコンの某サイトで男同士の見合いの企画があり、2人が別々に参加して、意気投合、付き合うようになったそうです。

2人のオーダーは徳利での、燗酒。

突出しはAさんが、フランクフルト。B君はふぐ皮の湯引き。

お互いにの盃に、注ぎっこをしていました。

今夜は、サービスで「ぜんざい」を出す日。

ぜんざいに塩昆布を添えて出したら、Aさんがビックリしていました。 

「東京では、ぜんざいに塩昆布はついて来ないよ」と。

B君は大阪出身なので、塩昆布が付いて来ることは知っていました。

東横インの朝はサービスで、おにぎりと味噌汁、漬物等が食べ放題です。

「あれって、宿泊客でなくても、そっとロビーに入って行ったら、食べれるよね」と、誰か。

同じ東横インでも、場所によって、朝のサービスの品が違うそうです。

2人は明日も、朝から飲むそうです。 新世界の居酒屋で。

C君(40代)は、瀬戸内海にある島の出身。

島にはお母さんと妹と、甥っ子がいるそうですが、連絡は取っていないそうです。

大阪に来てから、6,7年。 

島にいる家族のことが、心配にならないのかな?

正月は、家族と一緒に過ごしたいとは思わないのかな?

お父さんが健在な頃、お父さんは運送業で瓦を県外に運んでいたそうです。

C君も運送業を引き継ぎ、軽油を島の各ガソリンスタンドに運んでいたそうです。

一人ぼっちのC君、これから先はどうしていくのでしょうか?