「今日は出張(姫路)帰りです」と言って、Aさん(60半ば)の来店。
Aさん、かけふの店は今日で4回目。
Aさんがゲイの世界にデビューしたのは10数年前で、天六にあったポルノ映画館で男に手を出されてたのが切っ掛けだそうです。
「天六にあった映画館、なんて云う名前だったっけ?」と、みんなで考えたけれど、思い出せませんでした。
インターネットに「大阪 天六にあった映画館の名前」と入力したら、出て来ました。 映画館の名は「天六コクサイ劇場」でした。
天六コクサイ劇場を検索して分かったことは、ここはオールナイトの映画館で、深夜は女装子やニューハーフのたまり場だったそうです。
男に手を出された時は驚いたそうですが、その後も時々、行く様になり、他のハッテン場の映画にも行く様になったそうです。
かけふの店には、新世界の国際劇場で知り合ったBさんに連れられて来たのが最初でした。
たまにしか新世界には来ていないそうですが、ロイヤル(ホモサウナ)にも数回、行ったことがあるそうです。
Aさんは妻子持ち。 子供2人はもう、世帯を持って独立。
奥さんは月の半分は、東京の娘の家に行っているそうです。
Aさんがウロウロし出すのは、奥さんがいない時。
先日はロンゲのカツラと、ゴム入りのスカートを自分で買って、女装をしたそうです。
顔はスッピン(化粧はなし)。
家でカツラをかぶり、スカートを穿いて、マイカーで新世界に来て、国際劇場に行ったそうです。
「スカートを穿くと、股がスースーして気持ち良かった」と、Aさん。
「女装をしたよ」と、電話でBさんに話したら、Bさんは呆れて絶句をしていたそうです。
「あれからBさんから電話が来ないのは、女装をしたからかな?」と、Aさん。
色黒で眉毛の濃いAさんが女装したら、グロテスクだろうなと、私は思いますが。
今日の後半は、みんな40代でした。
Cちゃん(43才)が帰って直ぐ、また戻って来ました。
「忘れ物?」って聞いたら、「今日、話したこと日記に書かないでね」でした。