台風10号で今夜は、関西も大雨。
今から3年くらい前にKちゃん(60半ば)が、言っていました。
「友達(組合員)がテレビのクイズ番組に出たよ」と。
その友達は途中までトップだったそうですが、予選突破の最後の問題で、「デカンタ」が分からなくてダメになってしまったそうです。
今日のお客さんAちゃん(60過ぎ)が、言いました。
「僕、テレビに出でたことがあるよ。NHKの連続クイズ ホールドオンに」と。
「知ってる。知ってる。1時のニュースの後の番組でしょう」と、私。
予選を勝ち抜いた人が、最後にチャンピオンと戦うクイズ番組でしたが、Aちゃんは予選をトップで最後の問題になったそうです。
問題のテーマは「器(うつわ)」
問題は、「ワインやウィスキーの固形物を沈殿させたり・・する容器はなんでしょう?」
答えは、「デカンタ」
Aちゃんは「デカンタ」を知らなかったので、逆転負けになったそうです。
昔、Kちゃんが話していた友達と云うのが、Aちゃんだったみたいです。
面白いね。 この話を本人から聞くなんて。
AちゃんはNHKの「のど自慢」にも、何度も応募しているそうですが、予選会にも選ばれないそうです。
「アタック25」にも、応募しているそうです。
Aちゃん、歌や、クイズは得意だそうです。
Bちゃん(60過ぎ)と、Cちゃん(アラ還)の来店。
Cちゃんは昔、アルバイトで名古屋の自動車工場で働いたことがあるそうです。
派遣で行ったのか、季節労働者として採用されたのかは知らないけれど、2ヶ月間、働いたそうです。
仕事は車の組み立て(流れ作業)の一部分担当。
一時間働いて5分休憩で、一日、10時間働いていたそうです。
仕事が終わると、寮に帰って風呂と食事。そして睡眠。
朝は、送迎バスに乗せられて、仕事(強制労働?)。
「まるで刑務所みたいだった」と、Cちゃん。
工場と寮(タコ部屋?)の往復。
ハードな日々、そしてハードな仕事だったとか。
「まるで自分がロボットになってしまった様な気分だった」と、Cちゃん。
私がこの間 読んだ小説、秋山鉄著の「ボルトブルース」の内容、そのままでした。
流れ作業って、本当に大変だね。
Cちゃんは立て続けに2回、泥棒に入られたそうです。
それ以後は、ドアに鍵を2つ付けたりと、セキュリティーに金をかけたそうです。
泥棒に入られてからは、お金の隠し場所を色いろ、考えたそうです。
何処に隠したらベストかを考えて、ゴミ袋に隠すことにしたそうです。
ある時、本にある時、親切な近所の人が来て、帰り際に言ったそうです。 「捨てるゴミがあったら捨てて上げますよ」と。
Cちゃんが、「お願いします」と、ゴミ袋を渡したとか。
なにか胸騒ぎを感じたけれど。
後で胸騒ぎの原因はなんだろうと考えて、思い出したそうです。
ゴミとして渡したのは、ピン札の1万円を20枚、隠した袋だと。
急いで電話をしたそうですが、その人は帰り道、燃え盛る焼却炉にゴミ袋を入れた後だったそうです。 ショック。
そして、「なんやかんや言っても、お金(お札)は、単なる紙だ」と、Cちゃんは悟ったとか。
あ〜、泣くに泣けない話だね。
その泥棒も最近、刑期を終えて娑婆に出て来たそうです。
あ〜、また狙われるかも。
「2度あることは3度ある」と、言うから。