土曜日

今日、最初のお客さんは新規さんでAちゃん(50半ば)。

Aちゃんは九州出身。

高校の頃から自分は男が好きだな、と気付いていたそうです。

本屋でゲイ雑誌「さぶ」を見つけた時は、「これだー」と、全身に電気が走ったとか。

大学は京都。 

友達から、八千代館(映画館)には変な人(ホモ)がいる、と聞いて、通うようになったそうです。

「その頃はモンキー(ゲイスナック)に飲みに行っていた」と、Aちゃん。

Aちゃんが千葉に転勤になり、東京の大番(ゲイサウナ)に遊びに行ったら、超タイプの男(Aちゃんの一回り上で、ガタイの良い男)がいたそうです。

その男と遊び、飲みに連れて行かれて、Aちゃんは一目ぼれ。

彼に会いたい一心で、連れて行かれたスナックに毎土曜日、通ったそうです。 

スナックには行く度に、開店から閉店までいたとか。

やっと、5週目に彼と再会できたそうです。

彼はAちゃんの誠意にほだされて、同棲。 彼は無職。

それから転勤を何度か繰り返したそうですが、彼とは何時も一緒。

彼とは約17年、一緒だったそうですが、仕事の都合で転勤したのを機に別居。

彼と別れれてから数年後に彼はガンを患い、孤独死。 彼65才。

警察から、転勤先に、彼の死の知らせと共に、彼とはどんな関係ですか?と云う、電話があったそうです。

今は京都に住んでいるそうですが、彼氏はいないままだとか。

「これから出家して、坊さんの修業でもしてみたいな」と、Aちゃん。

Aちゃんは呑み助だとか。 

Aちゃん、また飲みに来て下さいね。

Bちゃん(40代後半)の来店。

「田植、終わった?」と聞いたら、「今日、終わった」と、Bちゃん。

「田植、終わって一安心だね」と言ったら、「大変なのはこれからだ」と、Bちゃん。

もう一人の新規さんの来店。

新規さんは東京の人で、「ネットで調べて来ました」とのこと。

新規さんはDさんで、山陰出身。 私と同県人。

Dさんはバツ一。 

年を聞いたけれど、教えてはもらえませんでした。

推測では50代後半かな。

Dさん、また大阪に来られたら、寄って下さいね。