Aちゃん(60代後半・関東)の同級生(女)の旦那が定年を迎えた時、伴侶である同級生に言ったらしい。
「俺に10年間好きな事やらせてくれ。地方で土地を買ってミカンを作りたい」と。
同級生は東京に残り、旦那1人で地方に行き、ミカンを作ると云う事で同意。
旦那は、ミカン畑を買い、古い家を買い、改装。
秋の収穫シーズンになると、同級生と、Aちゃんは収穫のお手伝いの為、田舎に行ったとか。
ミカン畑は日当たりが良く、雄大な海が望めるとか。
鳥がついばんだ物や、虫食いの物、輸送に耐えられないような完熟した物は捨てて箱詰め。
「完熟のミカンなんて、甘くて美味しんだよ。もったいないね」と、Aちゃん。
仕事はかなり、きついそうです。
同級生の旦那が地方に行って9年。
体力が持たなくなって、今年でミカン畑は止めるとか。
つまり、10年もたなかった様です。
テレビでよく、定年を迎えてUターンとか、過疎地に移住とか、華々しく報道しているけれど、意に反して、夢破れて田舎を去る人もいっぱいいることでしょう。
地方創生って云う公約を、良く聞くけれど本当は、本当は、難しい事なんでしょうね。
Aちゃんは、故郷で病気がちのお母さんのお見舞いに行った帰りだそうです。 故郷のホテルで4泊。
故郷にはお兄さんと、お姉さん。
お姉さんがお母さんの世話をしているそうです。
毎月、Aちゃんは親孝行で、田舎に見舞いに行っているそうです。
お母さんのことについて、「今年もあと何ヶ月。年が越せるかどうか?」と、Aちゃん。
今日は帰りに姫路城を見て来たそうですが、今日はあいにくの雨。
でも、観光客が少なかったので、並ばずに入れたそうです。
「相変わらず、外国人はいっぱいだった」と、Aちゃん。
「今日、姫路城を回り切ることが出来なかったので、もう1度、行きたい」と、Aちゃん。
東京では、上野、浅草で飲んでいるそうです。
Aちゃんは、外を出歩くのが好きだそうです。
健康の為にジムにも通っているそうです。
「裸になったら良い身体、している?」って聞いたら、「いやいや」と、Aちゃん。
Aちゃんは妻子持ち。 悠々自適の年金生活。
また、大阪に来たら、寄って下さいね。
「自分は業が深いかもしれない」と、Bちゃん(60過ぎ)。
過去に、好きな男2人を見送り、去年、友達を亡くし、今年になって2人の親友を相次いで亡くしました。
Bちゃんは立て続けに友達を亡くして、気分が滅入っている様子。
別に、人が死ぬって、Bちゃんが悪いせいじゃない。
やっぱり、人間って、前を見て生きなくては。
きっと将来、良い事、あるよ。