台風２１号接近。 雨の中、Ａちゃん（アラ７０・妻子持ち）と、Ｂちゃん（６０半ば・バツ一）の来店。
ＡちゃんとＢちゃんが出会ったのは約１０年前。
Ａちゃんが組合員になって、まだ間のない頃。
一所懸命、心を込めてカラオケで熱唱するＢちゃんを見て、ＡちゃんはＢちゃんのことが好きになったそうです。
Ｂちゃんはずっと、筋キンの人が集まる店に飲みに行っていたくらい、痩身の人がタイプ。
Ｂちゃんにとって、小太りのＡちゃんは対象外だと私達は思っていました。
ところが、ところが、そんな２人が２、３ヶ月前から付き合い出したのです。
私達は驚き。
「いいじゃないの幸せならば」と、２人を知っている誰かの弁。
それも、並みの付き合いではなく、猛烈な愛し方で。
プラスの電気と、マイナスの電気が出会った様に、ぴったりと。
かけふの店では、のろ気っぱなし。
Ｂちゃんはどちらかと言えば、口が悪い方。
「かけふは太平洋よ」とか、私に言います。
私は、言いかえさないけれど、「あんたは締りが、良いんか？」と、心で思っています。
私が、「Ａちゃんの奥さんは太平洋だよね。Ａちゃんが長年、突きまくったから」とＡちゃんに言うと、「そう」と、Ａちゃん。
Ａちゃんはすごく精力が強く、持ち物もデカイらしい（人の評）。
好き者同士の２人が、ヘビのように絡み合って、愛し合っているのでしょう。
この２人の愛が、２人に取って最後の恋になると良いな、と、私は思っています。
Ｂちゃんは家が遠いので、飲んだ帰りの電車でよく乗り過ごすそうです。
今夜も早目に、１０時を回った頃、２人は帰って行きました。
店を閉めて家に帰る頃、大阪はすごい突風が吹いていて、私は飛ばされそうになりました。
あ〜、はやく秋晴れの日にならないかな？
もう直ぐ、紅葉のシーズンだと言うのに。
