月曜日

Aさん(60半ば)と、Bちゃん(40代後半)の来店。

Bちゃんが言いました。 「僕、九日間、入院していたよ」と。

Bちゃんは、唾が飲み込みにくいな とか、食事が喉を通りにくいな とか、感じていたそうです。

仕事中に町医者(耳鼻咽喉科)に行ったら、「府立病院への紹介状を書くから今すぐ、行って下さい」と、先生。

Aちゃんは仕方なく、府立病院へ。

そうしたら検査の結果、「今から、そく、入院して下さい」と、先生。

「家に帰って、入院の準備して来ても良いですか?」とBちゃんが聞くと、「とんでもない、ダメです」と、先生。

Bちゃんは仕方なく入院。 ベッドでそく点滴(ステロイド薬と抗菌薬)。

Bちゃんの病気は、気管と食道の分かれ目のフタが腫れ上がる病気で、ほって置いたら気管がふさがって窒息死。

病名は「急性喉頭蓋炎」。

症状がもっと重たかったら、気管確保の為、気管切開をする様な病気だったそうです。

入院して暫くは、おかゆも喉を通らなくて苦労したとか。

「無理してでも食べて下さいね」と、ナース。

売店でお菓子 買って来て、食べても良いですか?」と聞いたら、「どうぞどうぞ、どんどん食べて下さい」と、ナース。

Bちゃんが入院をしていた階は7階。 売店は1階と地階。

1階には24時間営業のコンビニが。

 

「待合室には子供の泣き声がするよ」、とか。

「幽霊が出るらしいよ」、とか、他人の話す怖い話。

だから、夜中、買い物に行くのは、恐かったそうです。

特にエレベーターは。

でも、良いことが一つ。

向かいにあった空きベッドに、Bちゃんの好みの人(70過ぎでロマンスグレーの紳士)が入院をして来たそうです。

その人の子供はBちゃんくらいの年齢で、奥さんとも親しくなったとか。

彼は、胃ガンをし、肺ガンをし、今度は咽喉のガン。

彼が、ベッド脇で下着(パンツ)を穿き換えるのも、Bちゃんはしっかり、見たそうです。

トイレの小便で、彼とは隣同士になったこともあるそうです。

普通だったら、身体を前に向け、顔だけを隣の人の方に向けて話をするのだけれど、彼の場合は下半身もBちゃんの方に向ける(これ見よがしに?)ので、チンポが丸見え。

デカチンだったそうですが、Bちゃんはポカンと口を開け(しゃぶりつきたい気持ちを押さえて)チンポに見入ってしまったそうです。

入院をしていた間は、痛い所は一つもなく、点滴の台をゴロゴロ引きずりながら、運動を兼ねて院内をウロウロしていたそうです。

そして、目出度く退院。 

今度、同じ病気になったら気管切開だそうです。

Aさんも、59才の時、病気になり約1ヶ月、入院をしたそうです。

調子が悪いので医者に行ったら、PET検査の結果、舌ガンと宣告されたとか。 「あ〜、俺もとうとうガンか」と、Aさんは覚悟。

1週間後、大病院で念の為、検査をしてもらったら、肺が真っ白。

Aさんの病気は舌ガンではなく、肺炎だったそうです。

Aさん、手術をすることもなく、ステロイド剤などで、治ったそうです。

2人の病気の話で、店の前半は盛り上がりました。

丸メガネ君(アラ50)、ラジュウム温泉(通天閣下の銭湯)帰りに来店。

「銭湯は混んでた?知り合いは居た?」と、岡ちゃんが聞くと、「少なかった。知って人はいなかった」と、丸メガネ君。

丸メガネ君は、台風の夜はジャンカラカラオケボックス)で過ごしたそうです。

夜の9時に入り、そろそろ台風も通り過ぎたかなと、出たのは朝の5時半。 料金は1,000円ちょっとだったとか。

丸メガネ君が来てから、店はカラオケ大会。

村下孝蔵の歌のオンパレード。

私の知らない歌を、みんなはいっぱい唄っていました。

「今夜は、村下孝蔵の遺族に著作権料がいっぱい入ったね」と、誰か。

今夜も楽しい夜でした。