Aさん(60半ば・近畿)の住む県には、ゲイスナックはありません。
6月の某土曜日、Aさんは隣県のスナック〇に、7年振りで行ったそうです。
行ったスナックには遠方から飲みに来ていた人(Bさん)がいて、AさんとBさんは意気投合。
Bさんは、Aさんより半年早く生まれた同年齢の兄貴分。
Aさんは自分の携帯番号をメモして、Bさんに渡したそうです。
2人で色いろ話していてふと、床を見ると白い紙が。
拾って見たら、さっき渡した携帯番号をメモした紙。
Aさんは、改めてBさんに渡したそうです。
夜も更けて、妻子持ちのAさんの帰る時間。
「また何時か、縁があったら会いましょう」と、その夜はBさんと別れたそうです。
次の日の午前中、Aさんの携帯が鳴ったので出て見ると、「もし時間があったら、これから会いたい」と言う、Bさんからの電話。
「何処にいるのですか?」と問えば、Aさんの家の近くのJRの駅。
お茶でも飲みに行くのかな、と思い、車でBさんを迎えに行ったそうです。
車に乗り込んだBさん、「コンビニに行ってくれ」
コンビニで煙草とサンドイッチを買って来たBさん、どう見ても喫茶店に行く様子はなし。
あ〜、この人はやりたいんだな、と空気を読んだAさんは、何処かカーセックスが出来る所はないかと、車を運転しながら思案。
ここなら良いかと車を止めた所は、広々とした湖畔。
フロントガラスの前には、午前の日を浴びた大きな湖。
遠くに無人のトラックが1台。
ここなら良いか?とBさんの顔を見ると、「あっちに行こう」と、壁のある所へ。
壁に向かって車を止めると、見つめ合う目と目。
出会ってから初めて、目を閉じて唇を重ねる。
そして、ズボンのベルトを外し前を開け、パンツを下げる。
車の中は、男2人の荒い息。
それから2人の遠距離恋愛は始まったそうです。
Bさんは週に3日、アルバイトをしている人で、大らかな人柄。
近畿から彼が住んでいる所まで、タクシーで帰ることもあるとか。
タクシー代は6万円。
この秋の台風の日、彼は行ける所まで新幹線で帰り、その後はタクシー。 タクシー代は3万円。
「大らかなBさんと付き合い出して、僕も大らかになったみたいだ」と、Aさん。
Aさんと付き合う前は年上の人とばかり付き合っていたBさんだったとか。
年配の人との時は、相手を立てる意味合いもあって、Bさんは精神的な受け。
でも、半年だけ年下のAさんと付き合いだし、Bさんは精神的立ち、リードする方になったそうです。
逆にAさんは、積極的なBさんに付いて行く受け、寄りそう形になったそうです。
自然な形で、お互いの立つ位置が変わったそうです。
来月はBさんと一緒にAさん、かけふの店に来てくれるそうです。
「要らんこと喋ったらいかんよ」と、Aさん。
今夜は、Aさんからのろけ話をいっぱい聞かされました。