日曜日

今朝は5時に起きて色いろの用事(髭剃りとか)を済ませ、トーストした食パンと、さつま芋の蒸かしたのと、サラダを食べ、朝食としました。

そして、7時に集会所の前の広場に行きました。

もう、多くの人が集まっていて、組み立て式のかまどに、お釜を掛けてお湯を沸かしていました。

集会所の中では、女性が30人くらい集まって餅を作る準備。

かまどは4基。

1基はお釜でお湯を沸かし、他の3基は蒸籠(せいろ)を3組ずつ乗せ、餅米を蒸します。

蒸し上がった餅米を石臼(いしうす)に移し、男性陣が杵でつき、つきあがったら集会所の中の女性陣が餅を丸めていきます。 石臼は2基。

私が住んでいる団地は昭和51年築で、餅つきのメインの人達は築当時から入居している人達です。

だから、入居当時30代後半から40代の人達は今、80才前後。

その人達が杵を持って、餅をついていきます。

83才だと云う人は、腰が痛いと言いながら杵を持つと、人が代わったように元気になりペッタン、ペッタンと良い音をリズミカルに刻んでいました。

そして、息切れもしていない様子。

普段は、ヨタヨタと今にも倒れそうに歩いているアラ80の老人クラブの会長もシャンシャンと、臼に濡らした手を突っ込んで餅をこねていました。

餅をついたことがない、力仕事が出来ない私は、ただひたすらかまどにマキをくべていました。

何十年振り(60年振り)に火の番をして楽しかったです。

ここで、つき立ての餅を大根おろしと醤油で、生まれて初めて食べさせてもらったけれど、あっさりしていて美味しかったです。

餅つきは良いけれど、後片付けが大変です。

餅つきで臼の周りに飛び散り、こびり付いた米粒や、かまどの灰を、ホースの水をジャージャー流しデッキブラシで下水に流して行きます。

全てが終わったのは11時半。

「〇〇さん(私のこと)帰らんといてや。これから打ち上げがあるから」と、ありがたい言葉。

私が住んでいる団地は300世帯以上。

餅つきに参加した人達(子供も含めて)は延べ100人くらい。

打ち上げに参加した人たちは私を含めて35人くらい。

ビンビール、酒が出て、おでんやおつまみ。

酒飲み同士が寄り集まって酒盛り。

女性陣の酒飲みの威勢の良いこと。 ほんと男勝り。

40年以上住んでいる人達は皆仲良しで、打ち上げでの話題は色んな話。

みんなが若かった頃はママさんバレーボールも盛んで、今はしなくなった夏祭りで子供みこしが出ていたとのこと。

そして、引っ越して行った人達の話題も。

「あの人、誰だったけ。花見でいつも踊っていたオカマさん」

「そうそう、いたいた、あの人、名前は何て言ったっけ」とか、ドッキリするような話も。

1時半頃、自治会の内輪話になった頃、私は気を利かして、そして、少し酔ったので早目に帰らせてもらいました。

家に帰って、着ている物を全部脱いで洗濯。

洗濯物を干し終わったら、どっと 疲れが出てダウン。

布団の中に入って寝てしまいました。

築40年以上になる団地になると、この団地自体が一つの町内会で、田舎の町か村の様な団結。

その中にアラ70で加わって、今はちょっと苦労をしています。

水曜日には老人部の慰労会があります。

人の話では、「もう老人部はなくそう」と云う話が出ているとか。

なんかかんか、楽しかったけれど、気疲れした一日でした。

明日は読売新聞の朝刊が休みです。 ちょっと淋しいかも。

明日も良い日でありますように。