今日の大阪は、悲しくなるほどの曇り空。
冷たい風が枯れ木にビュービュー。
冷たい小雨もほんの一時。
日本海の曇天を思い出せるような典型的な冬模様。
そして、一人ぼっち。
ニュースを見ればもっと寒々。 アメリカも日本も。
Aさんから電話。
「特に用事はないですが。 この間のブログ、字が違っていましたよ。 円山応挙の「まる」が「丸」になっていましたよ」と。
円山応挙の「まる」と聞いた途端、そうだ「円」だったと、気が付きました。
丸山応挙と書きながら、何かしら違和感を抱きつつ間違いに気が付きませんでした。
昨日今日と本は読まずに録画して置いたテレビ番組を観ました。
観たのは、1988年のイタリア映画、「ニュー・シネマ・パラダイス」と、サントリーの「1万人の第九」。
「ニュー・シネマ・パラダイス」は去年、読売新聞の夕刊で紹介をされていたので、去年、封切された映画かなと思っていましたが日本では1889年に上映をされた映画でした。
映画はイタリアのシチリアの小さな村の教会 兼 映画館、「パラダイス座」が舞台で、そこの映写技師(アルフレード)と、映画が大好きなサルヴァーレ少年(通称トト)の物語。
主人公は純真無垢な少年かと思いきや、トトはしっかり、ちゃっかりのいたずら坊主。
そのトトのお父さんは第2次世界大戦から帰って来ず、お母さんと妹の3人暮らし。
そして、妻帯はしているけれど子供のいないアルフレードとは親しくなっていきます。
兎に角、他に娯楽もなく映画全盛の時代。
小さな映画館は村人(老若男女)で超満員。
館内は煙草の煙がもうもう。 泣いたり笑ったり拍手喝采。
男女の抱擁シーンでは、隠れてこそこそマスをかいている若者達も。
トトも青年になり初恋。 そして失恋。
火事で目が見えなくなったアルフレードが言います。
「ローマに行け。2度とこの村に戻って来るな」と。
そして30年後、トトは著名な映画監督に。
そこに、お母さんからアルフレードの死を伝える電話。
村に帰ってみると映画館はつぶれ、映画館は爆破、解体。
観ていて、ほろ苦く、そして郷愁を誘う映画でした。
日本公開時におけるエピソード
フリー百科事典「ウィキペディア」より転載
本作品の日本における初公開は、1989年12月。 東京・銀座4丁目、和光裏にある200数席ほどのシネスイッチ銀座において、40週におよぶ連続上映を行った。 さほど大きくないこの劇場において、動員数約27万人、売上げ3億6900万円という驚くべき興行成績を収めた。 この記録は、単一映画館における興行成績としては、2020年現在においても未だ破られていない。
コロナ禍の2020年、なんとか「1万人の第九」を中止をせずに頑張ろうと佐渡裕 始めスタッフの熱情の結果、実現、成功した話しでした。
「歓喜の歌」を唄っている人達の喜びに満ちた顔が印象的でした。
コロナのせいにして、何でもかんでも中止にしてしまうけれど、困難の中でも続けて行こうとする気持ちって凄く大切だと私は思います。
継続は力なり・・・です。
特に祭りは、祈りの行事だから規模は小さくしても行わなくてはいけないと私は思います。
「スナックかけふ」のお客さんで、「1万人の第九」に毎年、参加をされている人が何人かおられたけれど、その人達は皆、元気にされているのだろうか。
凄く、凄く、懐かしく思います。
淡路島のTちゃんはどうしているのだろう?
マラソンはまだ、走っているのかな?
今日は私も、暖かくして寝ます。
今夜も、楽しい夢が見れますように。
明日も、素晴らしい一日が訪れますように。