木曜日

今、読んでいる小説の中で、祖父が「言はで思ふぞ、言うにまされる」という和歌の下の句を言いました。 

岩手県の県名の由来の句だとか。

そこで、岩手県の県名の由来を調べて見ました。

時代は平城天皇(日本の第51代天皇、在位西暦806年から809年)の御世。

天皇は、睦奥国磐手の群から献上された鷹(名は、いはて)をすごく可愛がっておられたそうです。

でも、大納言が鷹を取り逃がしてしまったとか。

「誠に申し訳ありません」と平身低頭、天皇に謝ったら、天皇は無言。

「なぜ、何もおっしゃらないのですか?」と尋ねたら、天皇は「いはて思ふぞ言うにまされる(言わないことこそが言うより勝るものだ。言わぬほどに、いはてのことを思っている」と心中を吐露されたとか。

古今和歌六帖の中に、詠み人知らずとして和歌が載っています。

「心には 下ゆく水の わきかへり 言はで思ふぞ 言ふにまされる」と。

意味は・・・

心の中には表面から見えない地下水が脈々と湧き返っているように、口にこそ出さないけれど貴方のことを大切に、そして深く、深く思っています。

あー、何と感動的な和歌でしょう。

言葉では言い表せない、切ない。切ない思い(恋心)。

岩手県の県名の由来としては、悪戯をする鬼が神様に懲らしめられた時、「もう、しません」という証文の代りに3つの岩に手形を押した、から、という説もあるようです。

昨夜のテレビですが、なにげなく見て、面白い番組がありました。

それは午後10時から放映されたNHKEテレの「なれそめTV」です。

Aさんは子供の頃、お父さんとキャッチボールをしていましたが、何となく違和感を抱いていたそうです。

高校生の時、性同一性障害に関する本を読んで初めて“自分は性同一性障害だ”と、確信したそうです。

それから、両親に隠れて、お母さんの化粧品や服で女装をしていたとか。

それが両親に発覚。 

その時は、女の心を持っているAさんを両親は理解はしてくれなかったそうです。

大学生の時にBさんと飲み会などで知り合い、友達に。

しかし、Aさんはある時、みんなから連絡を絶ったそうです。

電話も、メールも。 全く音信不通に。

そして2年後。

手術をして女の身体になったAさんは、自分の写真を添付したメールをみんなに送信したそうです。

AさんとBさんも再会。

Bさんは何の抵抗もなく女になったAさんを受け入れることが出来たとか。

そして、Aさんの両親もAさんを娘として認め、親子、仲良くしているそうです。

兎に角、純粋なBさんと、根明のAさんの会話は面白く、番組全体が楽しく軽い雰囲気に仕上がっていました。

LGBTを扱った番組は、とかく偏見の目で見られがちですが、この番組に関しては話の進行役の2人も良く、好感が持てました。

5月の支出の計算をしました。

食費は、17、182円。 その他の支出は、58、368円。

総支出の計は、75、550でした。

コロナ巣ごもりで、何処にも行かなかったから支出が少なかったです。

岬さん、投稿、ありがとうございました。

引き続きの投稿、宜しくお願い致します。

最近のインターネットニュースには、コロナ経験者の話がよく載っています。

コロナにかかった人の体験談とか、親や子供をコロナで亡くした人の話しとか。

本当に切ない話しで、もらい泣きをしています。

あと、2、3ヶ月の辛抱です。 頑張りましょう。

明日も心安らかな一日が訪れますように。