今夜最初のお客さんはAちゃん(67才)。
Aちゃんは大の阪神ファンです。
対広島戦で2連勝したので、今夜は負けても良いと云う(余裕ある)気持ちで、飲み来てくれました。
Aちゃんはもう、20年近く同じ歯医者に通っています。
最近、新しい入れ歯を作りに行っているそうですが、先生が下手なのか型取りに、もう4回も失敗しているそうです。
先生が「今までの型取りで最高、9回失敗して、10回目に成功したことがある」と、言ったとか。
「このままでは5月中には入れ歯は出来ないだろう」と、Aちゃん。
私は何時も、Aちゃんに言っています。
「そんな歯医者は止めて、他の歯医者に行きなさい」と。
でも、Aちゃんは、その歯医者が好きなのか、行き続けています。
Bちゃん(39才)の来店。
Bちゃんが友達と2人で、堂山のスナックに行った時、マスターが言ったそうです。
「もう少し、いてくれない。もうちょっとしたら若専の人がくるから(相手して)」と。
暫くして、若専の年配の人が来て、友達の方ではなくBちゃんの隣に座ったそうです。
年配の人は「62才」と言ったけれど、どう見ても70才前後に見えたそうです。
その人がBちゃんに、言ったそうです。
「舌を出して見せて」・・「舌を上に向けて」と。
Bちゃんは言われるままに舌を出し、舌を上に向けたら・・
その人が言ったそうです。
「舌が良い。セックスが上手そうだ」と。
Bちゃんは舌を出したり、上に向けて舌先を尖がらせたりしながら、話をしてくれましたが、確かに、セックスでの舌使いが上手そうでした。
Cさんと、Dさんの来店。
Cさんの家の近くのスーパーでは時々、歌手を呼んで来るそうです。
売れない歌手がほとんどですが、大月みやこも来たことがあるとか。
売れない歌手が来て、歌を唄っている時はみんなは拍手をしているそうですが、歌が終わった途端に蜘蛛の子を散らすように、みんながいなくなるそうです。
なぜか?
歌手がCD販売を始めるからです。
「消費税が上がって、少しでも節約しようとみんなはしているのに、1,200円もするCDを買うはずないよね」と、Cさん。
今日、スパーに行ったら盲目の歌手、清水博正のミニコンサートが終わった後だったとか。
「もう少し早く行けば良かった」と、Cさんは残念がっていました。
清水博正は、2007年行われた『NHKのど自慢2006年度グランドチャンピオン大会』でグランドチャンピオンを受賞し、審査員だった弦哲也にスカウトされた歌手だそうです。
Fさん(60才半ば)と、Gさん(60才過ぎ)の来店。
Gさんは27才の時に、60才の人と付き合い始めたそうです。
その人とは32年間付き合い、92才で亡くなったそうです。
その人と付き合いながら、複数の人と並行して付き合っていたとか。
その人がなくなって四十九日も経たない中に、E(淫宿)に遊びに行ったそうです。
Fさんも付き合っていた人を亡くしたそうですが、1年間は喪に服したそうです。
相手が亡くなって直ぐGさんが遊び行ったと聞いて、Fさんはあきれていました。
Gさんは越後湯沢で育ったそうです。
雪が降り、雪が凍った朝は橇(そり)で学校に行ったそうです。
家から学校まで、橇で10分。
学校からの帰りは、橇を引いて帰ったそうです。
雪が凍ること(アイスバーンのこと)を「シミ(凍み)」と、Gさんは言っていました。
Gさんは、子供の頃は腕白(わんぱく)だったそうです。