今、住んでいる団地に越して来たのは、2018年10月18日。
もう、越して来てから3年になろうとしています。
これまでの3年間、手つかずのままになっていた押し入れの整理を始めました。
何でこんな物があるのだろうと、パッキングケースや、衣装ケースを開ける度に思っています。
私が知らないと言うことは、私が知らない間に岡ちゃんが買い、仕舞い込んでいた物です。
何でこんなにカバンがいっぱい、あるの? 何でこんなに薬がいっぱい、あるの? って感じ。
ショルダーバッグから、手提げのビジネスバッグや、ポシェットまで、幾つも。
目薬に、虫刺されの薬、張り薬、消毒薬、効用を問わず沢山の薬。
そして、数えきれないほどのマスク。
如何に、岡ちゃんと私の間で意思の疎通がなされていなかったか、今から思えば悲しい限り。
私には内緒で腰痛や、ひざの痛みの薬などを買い求めていたようです。
花粉症だった岡ちゃんは予備に沢山のマスクを買っていたようです。
薬の有効期限を調べたら、全て切れていました。
そりゃーそうでしょう。
岡ちゃんが死んでもう、2年と7ヶ月が過ぎたのですから。
岡ちゃんが倒れて入院をしたのが17年12月で、もう4年近くになるのですから。
有効期限の切れた薬は全て大きなゴミ袋に入れて、ごみ置き場に持って行きました。
納得が出来る片付けが済むまで、どのくらいの日数がかかるのやら。
でも、私が動ける間に、ある程度の断捨離は済ませたいもの。
友達が言っていました。 「アルバムも捨てたよ」と。
私は、そこまでは出来ません。
岡ちゃんとの思い出を大事にしたいし、写真を捨てたら岡ちゃんの顔も忘れてしまいそうだから。
今日も少しずつですが小説を読んでいます。
読んでいる本は、山本一力著の「長兵衛天眼帳」です。
今の時点では、善良な目明しの親分と、悪意ある親分の対決です。
もう読み出して日にちも経っていますが、あわてずにボチボチ読んでいます。
今日もまた、静かな夜が訪れました。
そして、秋も日一日と深まって行きます。
毎日、新たに訪れ来る白紙の日々を大切にしたいもの。
明日も、素晴らしい一日になりますように。