月曜日

Iさんは今月14日の午後、南半球一周の船旅で横浜を出港しました。

第一寄港地の基隆(台湾)には18日の朝に着くそうです。

「ずっと船の中って、退屈しないかな?」と私が言うと、A君が言いました。「僕だったら紙をいっぱい持って行って、折り紙をするな」と。

意外や意外、A君は折り紙が趣味だそうです。

「紙をちょうだい」とA君が言うので、岡ちゃんが紙を渡すと、A君は連鶴やだまし船を折って見せてくれました。

来店中のBちゃんは、お年寄りに折り紙を教えているそうです。

頭の体操と指先の運動の為だそうです。

でも、痴呆が始まったお年寄りは、短時間で折り上げられないので、2回にわけて一つの作品完成させることもあるそうです。

A君は22日に遠距離恋愛中の彼と、今年最後のデート(ホテルで一泊)をするそうです。

お互いのクリスマスプレゼントはお互いに欲しい物を言い合って、決めてあるそうです。

A君から彼へのプレゼントは肩もみ器具(S字型で片棒が球になっていて、片方が指3本の様な形)。

A君が彼に頼んだのは腕時計。

お互いのプレゼントの値段差があり過ぎるので、「申し訳ない」と、A君。

でも、あえて安い物を欲しいと言った彼って、優しい人だね。

今年最後のセックスは、深山の体位でするのでしょうか?

BちゃんとCさんは今日、スパワールド(新世界の天然温泉)に行ってから、店に来てくれました。

「温泉にゆっくり入り、仮眠室で3時間寝たので疲れがとれた」と、Bちゃんは言っていました。

今日、スパワールドは混んでいたそうです。

体格の良い4人の白人(40才くらい)が、いたそうです。

そして、その中の1人がBちゃんの隣で体を洗っていたそうですが、立ち上がって、股間をそれはそれは丁寧に時間をかけて洗っていたそうです。

隣で座っているBちゃんの目線の先が白人のPの位置。

Bちゃんは外していた眼鏡をかけ直して、白人のPを見たそうです。

HなDVDで見る限り“白人のPは必ず大きいもの”と思っていたBちゃんは、体格の良い白人のPの小ささにガッカリしたそうです。

白人は前を隠さずにいたそうですが4人共、Pは小さかったそうです。

Bちゃんは心の中で「勝ったー!」と、叫んだそうです。

BちゃんはCさんと付き合う前、同棲していた彼(Bちゃんより2才上)がいたそうです。

その彼は糖尿病で心臓も悪かったそうです。

その彼(当時65才)が2年前に「気分が悪い」と言い出したので、救急車を呼んで、かかりつけの大病院に行ったそうです。行ったのは13日。

点滴などの応急処置はしたそうですが、かんばしくなかったので「このまま入院をさせて欲し」と言ったそうですが、「今は空きベッドがないから15日に入院して下さい」と、病院側。

仕方なく家に帰ったら、彼の病状がさらに悪化。

タクシーで大病院に行こうとしたら、タクシーの中で彼が尿失禁と脱糞をして、心臓が止まってしまったそうです。

タクシーの中でBちゃんは心臓マッサージを必死でやり、病院でも人口呼吸をしたそうですが、彼は帰らぬ人に。

同棲はしていても、所詮Bちゃんは他人。

彼の家族(妻子)が着くと同時に、Bちゃんは(心の中で彼にお別れを言い)そっと、病院を後にしたそうです。

愛する彼の突然の死。Bちゃんは・・淋しかっただろうな。

彼の解剖の結果は心臓の3分の2に血が溜まっていたそうです。

彼は家族と不仲だったので、彼の妹(Bちゃんと同い年)と連絡を取り合っていたそうです。

彼の死後、彼の妹と会い、自分達が男同士の関係だったことを告白すると、妹は驚いたそうですが、理解をしてくれたそうです。

彼の妻子達には「あんたが殺した」と散々なじられたそうですが、妹だけは「あなたがいてくれて良かった。お兄さんは幸せだった」と、言ってくれたそうです。

話を聞いていた私はうるうる、もらい泣き。

「彼の突然の死で、立ち直るのにどのくらいかかった?」と私が聞いたら、「1年」と、Bちゃんは答えました。

彼と同棲をし始めての後半は、彼は病気でセックスは無理な状態。

Bちゃんの精液が溜まった頃に、「たまっただろう?」と言って、彼が抜いてくれていたそうです。

彼の骨は四天王寺に分骨されたそうです。

彼の死後、月命日の13日は必ず四天王寺に、お参りに(経木を流しに)行っているそうです。

お盆には灯篭を奉納、正月には餅と酒を奉納しているそうです。

その月命日には自転車で新世界を通り、四天王寺まで行っているそうです。

その月命日の日に新世界の動物園の出入り口の辺で、必ず会う男がいたそうです。

その男とは映画館で1度、チョイ遊びをした男。

その男はコンビニの前で、いつも缶ビールを飲みながらいたそうです。

「この男、またいる」、「この男、またいる」と自転車に乗りながら、Sちゃんはいつも思っていたそうです。

何度か会い、気になっていたBちゃんは、その男を居酒屋に誘い、一緒に飲んだそうです。

お互いの電話番号を教え合い、その後、会うようになったそうです。

その男こそ、Cさんだ・・そうです。

「死んだ彼が2人を引き合わせてくれたんだろうね」と、私。

Cさんが月命日の日に新世界にいたのは、たまたま、その日が休みだったからだそうです。

2人が付き合い出して間のない頃は、BちゃんはいつもイライラしてCさんに当たっていたそうですが、今は信頼関係が出来て、少々連絡がなくてもBちゃんは心配をしなくなったそうです。

Cさんの優しい、見守りがあったからこそ、Bちゃんは立ち直ることが出来たのでしょうね。

そして突然、Cさんから「今、電車の中」とメールがくると、“あ〜、これからCさんが家に来るのだな”と、BちゃんはCさんを待っているそうです。

今、すごく仲の良い2人です。2人は、ことあるごとに笑っています。