木曜日

AちゃんとBちゃんの来店。

Aちゃんは昭和14年生まれで今年、75才になるそうです。

過去に1度、結婚したそうですが、直ぐに別れてバツ一だとか。

Aちゃんは若専です。

40才の頃、札幌にあった売り専に通っていたそうです。

売り専の子の中に、貧しい大学生がいて、学資や生活費を稼ぐ為に働いている子がいたそうです。

Aちゃんは、その苦学生(ノンケ)が気に入り、指名してしいたそうです。

指名して、一緒に飲み食いに行ったり、ホテルに泊まったりしていたそうですが、相手がノンケでもあり、あえて自分からは手を出さなかったそうです。

美空ひばりの大ファンであるAちゃんがスナックで、ひばりの歌「一人酒」をよく唄っていたそうです。

その「一人酒」を彼が覚えて、唄ってくれた時は、嬉しかったそうです。

その彼が無事に大学を卒業して郷里に帰り、結婚をしたそうです。

新婚旅行で北海道に来て、Aちゃんの所に、挨拶に来てくれたそうですが、わざわざ来てくれて、Aちゃんは嬉しかったそうです。

Aちゃんが、両親の話をしました。

お父さんに赤紙(戦争での召集令状)が来て、出兵したら、お母さんは悲観して自ら命を絶ってしまったそうです。

その結果、Aちゃんは曾祖母に育てられたとか。

曾祖母は96才で亡くなったそうですが、「もっともっと、尽くして上げれば良かった」と、Aちゃんは今でも、後悔している様子でした。

2月のある日、C君(今年、本厄)の彼が1泊2日で大阪に来たそうです。

ホテルはJR弁天町駅近くの高級ホテル。

仕事が終わってからC君はホテルに直行。

セミダブルのこんにゃくベッドは、2人の重みでグニャグニャと鳴っていたそうです。

次の日は新世界の焼肉屋で、彼の誕生日のお祝いをしたとか。

料金が高かったので、支払いはC君のカードでしたそうです。

焼き肉で誕生日をお祝いしてもらって、彼は喜んだだろうね。