土曜日

開店と同時にAちゃん(64才・他府県)の来店。

Aちゃんは仕事が忙しくて、久し振りでの来店です。

Aちゃんには、3人の子供がいます。

27才の長女はイラストレーターで東京在住。

長男は25才で、タイに赴任中。

次女21才は、漫画家志望。

3年間地元の会社で働き、貯金をして、とうとう今月、東京(漫画家志望の人達が集まっているアパート。常盤荘の様な所)に行ってしまったそうです。

子供が独立(旅立つ)するって、親は淋しいのだろな。

だから、今は奥さんと2人きり。

テーブルを挟んで、向かい合って食事をしているそうですが、ちょっと間が持てなくて、お互いに話題を探して話しているそうです。

後から来たBさん(69才)が、Aちゃんの隣の隣の席に座りました。

その中にAさんを「可愛い、可愛い」と言い出し、隣の席に移りました。

早くから飲んでいるBさんが帰り、Cさん(64才)が来て、Aちゃんの隣の隣の席に座りました。

坐るなり「私は一握り半あります」と、Cさん。

Cさんを見るなり、AちゃんはCさんが気に入った様子。

Aちゃんは、Cさんの隣の席に移りました。

昔、Aちゃんは言っていました。「私のPは国宝級です」と。

Cさんは今日、散髪(坊主頭、散髪代800円)したてで、おでこも頭もピカピカ。色が白くて男前で、関東の育ちです。

そして、大の映画好きで、大の読書家。そして多分、半ノンケ。

Aちゃんは、Cさんの話を興味深げに聞いていました。

Bちゃんが帰る時に、言いました。

「女装の店が閉まるらしい。今夜、行って見る」と。

Bちゃんは、女装子が好きらしいです。

女装の店が閉まるって、どこで聞いたのだろう。

女装の店にはずっと、行っていたのかな?

今夜はなぜか8時半くらいまで、暇でした。

でも、9時以降に常連さんの来店で、なんとか忙しくなりました。

水商売って、色んな日があって面白いと云うか、大変です。

Dちゃん(53才)はバリカンを買い、自分で頭を刈ったそうです。

「9ミリで刈ったけれど、ばらつきが出て上手く行かなかった」と、Dちゃん。

それを聞いてEちゃん(62才)が、言いました。

「1ミリで良いのと違う」と言い、帽子を取って頭を見せました。

Eちゃんの場合、3ヶ月に1回、散髪屋に行き、襟足を剃ってもらうそうです。