Aちゃん(60半ば)は、高齢者を対象にした教室(大阪高齢者大学)に1年、通ったそうです。
Aちゃんが選んだのは韓国語の教室。
一クラス50人くらいで、10人ずつのグループに別れたそうです。
10人のメンバーの中でAちゃんの顔を見て、合図を送る人が。
よくよく見ると、堂山のゲイスナックで顔を合わせたことがある人だったとか。
その人以外に、もう一人 組合員の人(Bさん)がいて、組合員が合計3人になったそうです。
AさんとBさんは、かけふの店で出会ったことがありますが、10人のグループに組合員が3人いるって、すごいね。
組合員がいるクラスに馴染めなくなって、2年目(上級のクラス)は、行くのを止めたそうです。
気の合う組合員とだったら良いけれど、気の合わない人と一緒のグループになったら行くのが嫌になるよね。
Aちゃんの血液型はA。
「つくずく自分の血液型が嫌になる時がある」と、Aちゃん。
Aちゃんは“ 明日、これをやろうとか、明日、何々を買いに行こうとか ” を 決めたら絶対、実行しないと気が済まないそうです。
今すぐに必要でない物でも、雨がジャンジャン降っていても、決めた以上は買い物に行くそうです。
スーパーが開く10時頃に。
几帳面なんだね、Aちゃんは。
融通が利かないって、自分自身で疲れるね。
「スーパーの食品が半額になる時間帯には買い物に行かないの。物が安いよ」と私が言ったら、「僕はスーパーがオープンした頃にしか、買い物に行かない」と、Aちゃん。
Bちゃん(70半ば)は、組合員になって40年以上になるそうです。
デビューをした頃は、国際劇場近くの今はないゲイスナック「春日」や「大和」に出入りしていたそうです。
「その頃は、みんな(年配ん人)が若い子を育てると云う、気風があったので、みんなから可愛がられて楽しかった」と、Bちゃん。
Cちゃん(60半ば)は、相談があるからと、Dさん(60半ば)に呼び出されて、新世界の居酒屋で一緒に飲んでいたそうです。
「相談って、何だったの?」と聞いたら、「特別、何の相談でもなかった」と、Cちゃん。
CちゃんとDさんが、「かけふの店に行こう」と云うことになり、かけふが入っているビルの1階まで来たそうです。
正にその時、「小便をもらしてしまった」と、Dさん。
見ると、Dさんのズボンのお尻は小便で濡れていたそうです。
「仕方ないので、Dさんは帰った」と、Cちゃん。
Dさんはタクシーの運転手。
仕事中は尿漏れパンツを穿いているそうです。
あ〜、悲しくて切ない話。 身につまされる。
ちなみに、Bちゃんは寝たら、朝 起きるまで1度もトイレに行かないそうです。
それを聞いて、みんなはうらやましがっていました。