Aさん(60過ぎ)の来店。
「後から、BさんとCちゃんが来るよ(待ち合わせ)」と、Aさん。
暫くして、BさんとCちゃん(共に60過ぎ)の来店。
Cちゃん(関東在住)は、2年前に初めて新世界に飲みに来たそうです。
インターネットでホームページを見た某スナックに行ったそうですが、自分にこの店は合わないと、その店は30分で出て来たとか。
“どうしようかな?”と思案して、東京の行き付けのスナックに電話をしたら、「〇〇〇に行ってみなさい」と、店を紹介されて、その店に行ったらBさんが居たそうです。
その時は何事もなく終わり、再度、新世界に来てから、CちゃんはBさんと付き合い出したそうです。
お金持ちなのか、Cちゃんは新世界でマンションを借り、布団などは関東の家から送り、電化製品も買いそろえたそうです。
「関東にも掃いて捨てるほど男がいるのに、わざわざ遠い大阪で男を見つけるとわね」と、Cちゃんは苦笑い。
これからは、関東と大阪を行ったり来たりの様です。
Cちゃんは世界中を旅しているそうです。
南極のツアーの費用は、130万円くらい。
南極で満天の星を見ながら寝袋で寝ると云うオープションは、それだけで2万円追加だったそうです。
Cちゃんは参加しなかったそうですが。
インドにはもう何回も行っているとか。
「今度はモンゴルに行く」と言うCちゃんに、「モンゴルは野糞よ」と、Aさんが言いました。
Dちゃん(60過ぎ)は四天王寺の西門を出た所で、車に轢かれて両足を骨折したそうです。
青から赤になった時点で、車は交差点を勢いよく走り抜け様としたそうです。
まだ青になるか、ならないかでDちゃんは走って交差点に入り、衝突したとか。
桜川の病院に入院して、手術。
今は杖を突いて歩いていますが、左足はまだ痛いそうです。
Dちゃんが入院している時に、実のお兄さんも別の病院に入院。
怪我をして入院をしている身でありながら、お兄さんの付き添いで1週間、病院に泊まり込んだそうです。
お兄さんは、ここ何年も心臓が悪い状態でした。
でも、寿命が尽きたのか享年76才で他界。
お兄さんとは、30年以上一緒に暮らしていたそうです。
お通夜で、みんなが帰った後、Dちゃんは一人でお兄さんの夜伽をしたそうです。
ビールを何本飲んでも酔わず、ビールをわざわざ買いに行ったとか。
そして、Dちゃんがあまりにも悲しむので、葬儀屋さんがお兄さんのお棺の蓋を外して、「好きなだけ、触りなさい」と言い、Dちゃんのお兄さん思いに、もらい泣きをしてくれたそうです。
Dちゃんが怪我をしたことを聞いてAさんが言いました。
「奈良のEちゃんも転んで鎖骨を折ったらしいよ」と。