製氷機

毎日、帰る時におしぼり器の電源を切る。

ついでに製氷機の電源を切ったらどうだろう。

節電になるなと思い「製氷機の電源を切って帰ろうか?」とOちゃんに言うと「そうしよう」と、Oちゃんは私の意見に珍しく賛成をした。

それからは製氷機の電源を切って帰るようにしていた。

そして今夜。

ビールが3本出たきりで、どういう訳か後のお客さんは水割りとウーロン茶ばっかり。

氷が必要なのに中々出来ない。

どうしよう、どうしようと製氷機の中の数少ない氷をすくっていた。

そんなこんなで、アタフタしていてお客さん3人から言われた。

「製氷機の電源を切ってはだめよ」

「氷が満杯になったら後は製氷をしないのだから」

「氷が貯まっているからこそ順調に次の氷が出来るのであって、製氷機の中の氷が底をつくと後は中々出来ないよ」

「早く氷を作ろうと思えばダイヤルを回したら良いよ。でもそうしたら溶けやすい氷が出来るよ」と。

私達は単なる節電のつもりであったが大失敗。

最後のお客さんに素麺のオーダーを受け、氷がなくなってしまいました。

仕方がないのでOちゃんがコンビニにまで氷を買いに行きました。

今夜は本当に良い勉強になりました。