木曜日

昨日は昼2回も、そこそこの雨が降ったので夜は比較的、涼しかったです。

私はタイマーを仕掛けて扇風機で寝ました。

暑さでか、小便でか、判らないけれど夜中に何度も眼が覚めました。

朝の4時にはストッパーで玄関のドアを開けっ放しにして、部屋の風通しを良くしました。 しかし、無風状態。

6時半に起きてコーヒーを飲みながら朝刊を読みました。

7面、「三権分立は香港にはない」

香港政府トップ、行政長官の弁。

日本のような自由の国から見たら、中国、香港は恐い所です。

1面、編集手帳、「怖い」と、「恐ろしい」の違い。

「ものの本によれば、『怖い』は主観的。『恐ろしい』は客観的に用いる」と、書いてあったそうです。

17面、気になる値「今年還暦の人の平均貯蓄額」

夫婦で、3078万円。

貯蓄額 100万円未満の人 21%

 〃  2000万円未満の人 66%

 〃  2000万円以上の人 残りの人達?

生活費以外で自由に使えるお金(お小遣い)

月  5万円未満 51%

〃  5万円台  24%

〃 10万円以上 20%

平均は、月、5万6356円

調査は6月。

1960年生まれの男女2000人対象にインターネットで実施。

でも、お小遣いの使い道は・・・

孫がいる人は孫に、お金がかかることでしょう。

息子家族、娘家族に生活支援のお金がかかる人も。

引きこもりの子供がいる人は、もっと大変かも。

私にとって、上を見ても、下を見ても、キリがない。

私は毎日、新聞を読むのが楽しみ・・ささやかな。

今日は午前中に散髪をしました。

今日は何となく手間どって、何時ものように順調には行きませんでした。

裸になって汗をかきながらの散髪。

終わってからシャワーを浴び、やっと人心地しました。

昨夜は、原田ひ香著の「失踪.com東京ロンダリング」の中の1編、「うちの部屋で人が死んだら」を読みました。

意表をつくあらすじ、軽妙な語り口、最高に面白かったです。

みんなに大まかなすじを知ってもらいたくて、あらすじをちょっと書きます。

主人公は38歳の主婦で、夫と小学生2人の4人家族。

昼間は10時から15時までスーパーのレジ打ち。

主婦として家事をこなしつつ、義父が残した木造オンボロアパート(8室)の雑用をしています。

或る日、アパートの管理会社のM(男)より電話。

「103号室が、におうんです」と。

行って見ると、住人が死んでいました。 部屋は事故物件に。

Mが提案をします。 「事故物件をどうするか?」

提案1、家賃を下げる。

 家賃をさげると入居者の質が下がり、問題が発生。

 下げた家賃は、元の家賃に戻せない。

提案2、改築をしてクオリティを上げる。 要、改築費用。

提案3、建物を解体して駐車場にする。

 要、立ち退き料、解体費用。

「それ以外に」と口頭で言われます。 「内密で」と。

その方策とは・・・不動産ロンダリング

死人が出た賃貸物件を斡旋する時、最初の入居希望者人には、その部屋がどうして事故物件になったかの経緯を説明する義務がある。

しかし、その事故物件の部屋の次の入居希望者には、聞かれない限り説明の義務はない。

そこで、専門家の人を雇い、1ヶ月くらい仮に(架空の賃貸契約)入居してもらい、説明義務を逃れる方策。 

仮に入居をする人のことを業界では「影」と呼び、家賃をタダにして一日何ぼの日当を払う。

もらわない家賃には税金がかかり、支払う日当は経費にはならない。 違法な契約。

「その『影』と言われる人にチラッとあったことがあるけれど、どこか普通の人は違っていた」と、M。

「『このアパートに関して、どうしたいのか?』を、ご主人と話し合って決めて下さい」と、M。

彼女は夫に話しますが、「疲れている。面倒なことには係わり合いたくない。いい加減にしてほしい、お前だけは、言うな」と、夫は逃げます。

彼女が職場での休憩の時、最近パートで入って来て彼女が指導をした20代の男(E君・元不動産会社の社員)が、心ここにあらずの彼女に話しかけます。

E君に親しみを感じていた彼女は、彼に話します。

義父が残したアパートのこと。

家のことには無関心で、逃げてばかりの夫のこと。

事故物件をどうするかで悩んでいること、を。

E君は、過去の経験を元に話します。

不動産ロンダリングは危ない。

違法であることを盾に、金も払わないで居座ってしまう「影」もいると。

そして、E君が言います。

「アパートがどうのこうのではなくて、貴女自身はどうしたいのか?貴女自身のこれからの人生をどうしたいのか?です」と。

帰りの遅い夫を待ちつつ、2人の子供を寝かしつけつつ、彼女は考えます。 自分自身の人生のことを。

アパートをどうするかを夫に相談した時、夫が言いました。

「面倒なことを、お前だけは言うな」と、いうようなことを。

彼女は薄々、夫に女の影があることに気が付いています。

子供が、ふと眼を覚ましたので、彼女は子供に言います。

「明日、お出かけしようか。アパートに泊まろうか」と。

彼女は思っています。

私は、人が死んだ部屋でもへっちゃらだ、と。

これ以上は書けません。 本を読んで下さい。

彼女が出した、結論はなんだったのでしょう?

でも、最高に面白かったです。 

楽しい本と出会えたら、最高に幸せです。

話しは全く違いますが・・・

昔、南半球一周の船旅に行ったIさんを覚えていますか。

ブログで紀行文を寄せてもらったIさんです。

昨日、Iさんに電話をしたら、Iさんは今年の10月で故郷、岡山に帰るそうです。

今のマンションを売って岡山市にマンションを買い、終の棲家にするそうです。

Iさんとは40年以上のお友達。

Iさんと私は、スナック「誠」で3大音痴の中の2人でした。

歳が行って別れるってつらいけれど、仕方ないです。

楽しい思い出を沢山、ありがとう。

今は、Iさんの未来に幸多きこと祈るのみです。

明日も素晴らしい一日になりますように。