大道新温泉

台風18号がやっと通り過ぎました。

オリンピックが終った後、激動の時代といった感じで色々の出来事がありました。

みんな遠い所で起きた出来事のようでしたが、地震と台風は身近。

でも幸な事に、台風は何時も大阪を避けて通っています。

あんまり外に出て行かなかった私は運動不足。

運動不足解消の為に銭湯に行きました。

新しい(行った事のない)銭湯に行くことにしました。

行ったのは大道新温泉です。

脱衣場も浴場も昔ながらの造り。

ちょっとガッカリ。露天風呂もない。

もしこんな時、銭湯評論家ならどう評価、表現するだろうと思って、あちこち見渡しました。

ただ古いだけの銭湯、15年前位から改造をしていない感じです。

露天風呂もない、仕方がないので身体を洗って早く出ようと思っていると、入って来たばかりの男が私の顔を見てニコニコしていました。

私はドッキン、確かに何処かで会ったことのある男だ、オケケだったかな、ノンケだったかなと考えていました。

その男は私の近くの湯船(ラドン)に来て、私に話し掛けました。

「よくここ(この銭湯)に来るのか?」

私は始めて来たこと、時々、天王寺区生野区の銭湯に行き、銭湯巡りをしていると話しました。

彼はこの銭湯の近くに住んでいると言いました(前は谷六でした)。

彼は前の会社の同僚(1,2歳上)でY・Hでした。

彼に会うのは10年ぶりくらいです。

彼が私に話し掛けなければ、私は彼に気付いていません。

彼はタオルを頭に巻き(鉢巻状態)、フリチンで前屈みで行ったり来たりしていました。

そして身体を洗い直ぐ上がって行きました。私は少しホットしました。

でも、服を着ている時の彼と、裸の彼とはこんなに違うものなのかと驚きました。

10年、20年会ってなかった人でも多分、私のことは気付くでしょうね。

私の外形が変っていないと云うことではなくて、私は私としてのオーラ(私独特の雰囲気。オケケとしての雰囲気。)を出しているのだろうなと思いました。

これはこれで、仕方がないですよね。