賭けボーリング

F君の来店。

「(新世界に)人がいないね」が第一声。

「今日は木曜日だからね」と私。

新世界では新世界市場が木曜日が休みなので、これに合わせて休みの飲食店が多い。

これはずっと昔からなので、自然と木曜日は人の出も少ない状態。

ゲイの店でも木曜日を休みとしている店が多い。

F君「賭けボーリングをする」と言う。

「何を賭けるの?」とOちゃんが聞くと「僕の身体」と答えた。

どういうことか話を聞いて見ると、会社でF君のオチンチンやお尻を触ってくる30代の子がいるとのこと。

勿論ズボンの上からだけれども、触ることは許可しているとのこと。

この子とボーリングをして、自分が負けたら身体を許すことになっているとのこと。

結婚していて奥さんに先立たれたF君は職場でゲイとは思われていない。

触ってくる30代の子も普通の子で特にゲイっぽくはないみたいだ。

この30代の子はF君が好きなのだろうけれど、もしボーリングで勝ったらF君にどんな行為をするのだろうか。

F君は「僕はボーリングは強いから絶対負けない」と自信を持っている。

でも、F君が負けたら面白いなと私は思っている。

「僕はセックスは淡白だよ。それにこの頃、朝立ちもしなくなったし」とF君は言う。

同じゲイの人でもセックスの強い人、弱い人。

セックスに執着を持った人や淡白の人。

本当に色々の人がいて面白いと思う。