今日、最初のお客さんはAちゃん(51才)で2度目の来店。
Aちゃんはタクシーの運転手。
昨夜11時半を回った頃、通天閣の下で2人の乗客を乗せたそうです。
その客は「阪神ホテルまで行って下さい」と、言ったとか。
ゲイスナックでは飲まないAちゃんは他のスナックは知りません。
組合員らしき人が乗って来たら、かけふの店のお客さんかな?と、思っているそうです。
果たして、昨夜のAちゃんのお客さんは・・かけふの店に来たあの2人でしょうか?
Aちゃんは寮で寝起きしているそうです。
寮と言っても個室ではなく、大部屋に置いてある布団を各自が、各々の好きな場所に敷いて、寝るだけだそうです。
それぞれの乗務時間が違うので、大部屋では常時、誰かが寝ているそうです。
「友達を連れて帰っても寝れるよ。布団をかぶって寝ていたら、誰か分からないもの」と、Aちゃん。
「荷物はどうするの?」と聞いたら、「壊れそうなロッカーがある」と、Aちゃん。
風呂、便所も共有。
風呂は5人くらい入れる浴槽とシャワーがあるそうですが、みんなの入る時間が違うので人と一緒になることはないそうです。
「洗濯はどうするの?洗濯機は共有?」と聞いたら、「(掃除やシーツを洗っている)おばちゃんに1,000円を渡して、1週間分の洗濯物(パンツも)をまとめて洗ってもらう」そうです。
大部屋で、プライバシーはないけれど、それはそれで楽しい寮生活かもね。
「貯金はしている?」と聞いたら、「している」と、Aちゃん。
Aちゃんが自分に課しているノルマは売上30,000円プラス消費税。
Aちゃんは真面目に運転手をしているようでう。
今日、最後のお客さんは静岡のBさん(66才)。
Bさんは祭りが好きで、全国の祭りの写真を撮って回っているそうです。
今日は四天王寺(新世界から歩いて10分ちょっと)で行われた「どやどや」を見て来たそうです。
「どやどや」は鉢巻きに六尺姿の地元の中学生や高校生が、法要中に祈祷(きとう)された「牛王宝印(ごおうほういん)」の護符を勇猛果敢に奪い合うものです。
「どやどや」は毎年1月14日に行われていますが、今年は成人の日の振り替え休日だったので、すごい見物客だったようです。
中高生に興味のない組合員はもっぱら、六尺姿の先生を見に行くようです。
Bさんの場合、坊主頭が好きなので、お坊さんの写真を撮って来たそうです。
中高生の六尺は締め方が下手なのでユルフン。
外れそうで面白いです。
Bさんは小学生の頃は、友達とお医者さんごっこをしていて、高校生の時は、中学が一緒で違う高校に進学した友達と、マスのかき合いをしていたそうです。
その友達とは高校を卒業するまで続いていたとか。
大阪での大学時代は、ゲイ雑誌「薔薇族」の文通欄で知り合った人と遊んでいたそうです。
Bさんは旅先のホテルで、一人過ごす時間が好きだそうです。
ベッドの中で、(携帯で)ゲイの写真や動画を見ながら眠りにつくそうです。
今日は色んな話を聞かせてもらいました。楽しかったです。
大阪に来られたら、また来て下さいね。