月曜日

今日、最初の客さんは新規さん。

新規さんはAさんで52才(他府県)。出張で大阪に来たそうです。

Aさんは、若い頃から男には興味があったそうです。

地元のポルノ映画館(第一錦館)に行った時は、男から手を出されて驚き、帰って来たこともあったそうです。

その頃のゲイ雑誌「シルバー」を買いに行く時は、サングラスを掛けて変装をして買いに行っていたそうです。

でも、29才で結婚をするのを機に、ゲイに関することは全て封印をしたそうです。

一人息子が大学に入ったので(3年前)、本格的にゲイの世界にデビューしたとか。

「男の好みとしては、60才以上で『お父さん』と呼べる様な人です」と、Aさんは言っていましたが、まだ本理想の人には出会っていないそうです。

「出会い系で知り合った人と会っても、まだ他に良い人がいるのではないかと、次の人を探している」と、Aさんは言っていました。

Bさん、本当に久し振りでの来店。

Bさんは60才を過ぎてから、月13日だけ働いているそうですが、暇なのでカルチャーセンターに通っているそうです。

どんな教室に通ってるかは、「日記に書かれたら困るので言わない」と、Bさん。

最近、Bさんはクラシック音楽に目覚めたそうです。

演奏会に行ったり、テレビの番組を録画して、繰り返し聴いているそうです。

Cさん(埼玉県川口市出身)は、何年振りかでの来店。

Cさんは、競輪が大好き人間です。

競輪で勝った時は、最後に1週を知らせる打鐘の音「ジャン」が「平和の鐘の音」で、負けた時は「どつぼの鐘の音」と、呼んでいます。

今夜は、「ビールを飲んで、飲んで」と、Cさん。

今日は、平和の鐘が鳴ったとかで、「1万円以内だったら大丈夫。飲んで、飲んで」と、Cさんは言い、上機嫌でした。

Cさんは子供の頃、町内のみんなでラジオ屋(電気屋)のテレビ(プロレス中継)を観に行っていたそうです。

「その頃のテレビの画面は丸かった」と、Cさん。

当時のプロレス中継で開会の挨拶をする人が、ある日突然、なぜか児玉誉士夫に代わったそうです。

Cさんは私のことを、「児玉誉士夫に似ている」と、いつも言っています。

Cさんは映画大好き人間ですが、「当時の封切の映画館は55円だった」とか、「ヴィスコンティ監督の『地獄に堕ちた勇者ども』は最高だ。借りて観なさい」とか、Cさんは言っていました。

関東からDさんの来店。

昨日、新幹線で大阪に来たそうですが、新幹線は空いていたそうです。

「今年の連休の前半は飛び石で暇。多分、後半が忙しくなる(人が出る)だろう」と、Dさんは言っていました。