月曜日

今日、最初のお客さんはAちゃん(60半ば・近隣県)。

今年、Aちゃんが店に来たのは2回目。 前回は3月28日。

仕事を辞めてからは、大阪にあまり来ていない様です。

ゲイの世界としては、誰ともセックスはなし。

インターネットで組合員と、メールの交換をするくらいだそうです。

Aちゃんは体に良いと思われることは、運動以外は何でもします。

これまで、五穀米を食べたり、キノコを食べたりしていましたが、今は

緑茶を粉にして水で溶いて、冷やして飲んでいるそうです。

これまでお茶の葉を手で挽く物は持っていたそうですが、今回、シャープのヘルシオお茶プレッソを買ったそうです。

通常20,000円くらいだそうですが、半額で買ったそうです。

「手で挽くより細かく挽けて、飲んだら美味しく、体調が抜群に良くなった」と、Aちゃん。

Aちゃんの次に来たのはBちゃん(60過ぎ・通称、歩く亀頭)。

Bちゃんの顔を見て、「亀頭は英語で何と言うのだろう?」と、Aちゃん。

Aちゃんは早速、カバンから電子辞書を出して、調べました。

「亀頭は英語でグランス(glans)と言うんだって」と、Aちゃん。

Bちゃんがゲイの世界にデビューしたのは、21、2才の頃、小倉の映画館です。 「映画館では『砂の器』をやっていた」と、Bちゃん。

デビューした頃は、酒屋さんと付き合っていたそうです。

飲み代、ホテル代は、酒屋さんが出してくれていたそうです。

その頃、ホテルは回転ベッドや、鏡の部屋が全盛の頃。

「鏡の部屋は、やっている自分達が鏡に映るので興奮した」と、

立ちのBちゃん。

「鏡の部屋は気を付けなくてはいけないよ。鏡(マジックミラー)の向こうで見ている人(のぞき)がいるかもしれないから」と、Aちゃん。

「それにしても、回転ベッドや、上昇するベッドや、鏡の部屋は、今でも

あるのかな?」と、誰か。

「浴槽が透明の所もあったよ」と、誰か。

ホテルによっては、自分達のセックスをカメラで撮影できるところもあったそうです。

終わった後で、自分達のセックスをテレビで見る為の物ですが、撮影したDVDをテレビから抜き忘れて帰るカップルもいっぱい いたそうです。

Bちゃんが何かの話で「かくうち」と、言いました。

「かくうちって、何のこと?」と聞いたら、立ち飲み屋のことらしいです。

かくうちに関して・・「日本国語大辞典」(小学館)では、「酒を升にはいったまま飲むこと」。方言として、「升で酒を飲むこと、酒屋の店頭で酒を飲むこと」だそうです。

「角打ち」という言葉を、私は初めて知りました。

               北九州角打ち文化研究会ホームページ

C君(40代後半)は、勤続15年のご褒美として1週間、休みだそうです。

何にもなかったら旅行にでも行くのでしょうが、現在、C君のお母さん

(70代後半)が入院中。

ちょっと重病のお母さんが「毎日 来てほしい」と言っているので、病院通い。 C君は大変な様です。

C君が松田聖子の「渚のバルコニー」をカラオケで唄ったら、来店中の

D君(40代後半・丸メガネ)が、「この歌、知らない」と言ったので、

みんなが「どうして?」と、あきれ返りました。

「この歌は70の人でも知っているよ。すごくヒットしたやん」と、誰か。

D君が好きな曲は、懐メロ。

D君が好きな歌手は、村下孝蔵菅原洋一、津村謙、三橋美智也坂本九など。

でも、「渚のバルコニー」を知らないって、すごいことだと、みんなは驚きました。

          松田聖子「渚のバルコニー」動画

D君を追っかけて、お客さん(Eさん・60半ば)の来店。

Eさんとは、Bちゃんも、D君も、顔見知り。

EさんはD君のファンなのか、Eちゃんは「神の河(麦焼酎)」をおろして、自分が飲むと共にD君にも上げていました。

「神の河」は、私達も頂いたので1本目がなくなり、2本目をおろされました。 Eさん、ありがとうございました。