Aちゃん(60過ぎ)は職場に、手作りの弁当を持って行っています。
明日の弁当は、炊き込みご飯。
Aちゃんの家では、かなりの具だくさんの炊き込みご飯だったそうです。
だから今日は、炊き込みご飯の素と共に、薄あげ、ごぼう、鶏肉、コンニャクを買って来たそうです。
3合のご飯で作るそうですが、コンニャクその他をまるまる入れたら、具の中にご飯があるって感じになるので、「コンニャクなんかは、半分くらいにした方が良いよ」と、私は言いました。
Bちゃん(60過ぎ)の奥さんは、福島に旅行中で留守。
仕方ないので明日の弁当は、自分で作るそうです。
Bちゃんは、絵の先生が出来る位、絵が上手だそうです。
時々、読売新聞にイラスト(こま絵)を送っているとのこと。
時々、採用されて薄謝が送られてくるそうです。
Aちゃんは掛かり付けの医者に、EDの薬(多分シアリス)を処方してもらったそうです。
料金は、問診料を含めて2,000円。
持続時間は8時間前後。
明日は東京の男とデート。
立ちのAちゃんは、薬の効果を確かめてみるそうです。
「楽しみだ」と、助平笑いをしてAちゃんは帰って行きました。
珍しいお客さんの来店。
お客さんの通称名はCさん(70半ば)。
私達がかけふの店を始める前は、今はない「誠」と云うスナックでヘルパーをしていました。
マスターの通称名は紋ちゃん(もんちゃん)。
Cさんは、30年前くらい前に、スナック誠に飲みに行っていたそうです。 広島から。
マスターの紋ちゃんとも、親しくしていたそうです。
新世界に堂山から移って来た「誠」と云うスナックに行き、そこで、「誠で働いていた子が『かけふと云う名のスナック』をやっているよ」と聞いて、今夜、来てくれたそうです。
Cさんは、昔のことを色々、話してくれました。
堂山でゲイスナックをやったこともあるそうですが、直ぐに止めて、ノンケのクラブを始めたそうです。
会社R ご用達の高級クラブで、店は会員制。
月の売り上げは500万円。 仕入れ等の出費は200万円。
儲かって、儲かって、仕方なかったそうです。
大きな家を建てたりしたそうですが、身内の不幸続き(息子と実の兄の死など)。
身を粉にして働き続けて、ストレスから病気になったそうです。
ある時、比叡山に一人で行ったそうですが、ケーブルカーが止まり 歩いて下山したそうです。
新月で暗い山中。 けもの道を。
身体の調子も悪く、死の行軍の様なもの。
ここで、悟りと云うか、あることに気が付いたそうです。
これまで、物欲、金銭欲、名誉欲などに惑わされて来たけれど、“ 裸一貫、何もないのが いかに良いか ”と云うことに気付いたとか。
それからは、生きて行くことが楽になり、楽しくなったそうです。
今は大阪で一人暮らし。
「また、話しに来るね」と言って、Cさんは帰って行きました。
店が始まる前に、北海道のHさんが、お土産を持って来てくれました。
お土産はポップコーンの様な菓子「焼とうきび」と、「テントラのコロッケサンド」でした。 ありがとう。
丸メガネ君へのお土産を、預かっています。
丸メガネ君、Hさんからの土産、取りに来てね。