月曜日

今日、最初のお客さんは新規さん。

通称名はA君で46才。

A君は宝塚の生まれ育ち。現在は天下茶屋西成区)だとか。

A君がノンケっぽいので、「この店はゲイの人が集まるスナックだけれど、知ってる」って聞いたら、A君は知らないで来た様です。

かけふが入っているビルの1階にある看板を見て、興味を持って、来てくれた様です。

西宮(兵庫県)で生まれ育ったBちゃん(60半ば)の来店。

A君とBちゃんは、高校入試の校区(学区)が同じだそうで、高校の優劣の話をしていました。

Bちゃんは高校の5期生。

団塊の世代の時に、新規に出来た高校だったそうです。

「クラスは5クラスだった」と、Bちゃん。

後から来たCちゃん(Bちゃんより2才上)は12クラスだったそうです。

Bちゃん、2週間後に高校の同窓会があるそうです。

これまでは同窓会には行かなかったそうですが、同窓の女性に、「どうしても来て」と頼まれたので、行くことにしたそうです。

Bちゃんはハンサムなので、高校時代は女学生からモテていたようです。

同窓会に出席して、みんながどうなっているのか? みんなに会うことをBちゃんは楽しみにしていました。

高校生の時は自分がゲイだとは思ったことがないそうです。

でも、一人だけ気になる同級生(男)がいたそうです。

Bちゃんが大学生の頃、地下にある阪神電車の改札付近にあった生ジュース売場でアルバイトをしていたそうです。

同じくアルバイトをしていた上級生がコマゴールドや、コマシルバー(共にハッテン場の映画館)に出入りしていて、「良いことがあった」云々と、言っていたそうです。

どう云う所か気になっていたBちゃんは、ためしに行って、男の世界を知ったようです。

Cちゃんは、「観たい観たい」と思っていた映画「シャレード」が、コマゴールドで上映をしているのを知り、観に行ったそうです。

映画館のドアを開けたら、中は超満員。

それでも無理して、中に入ったら股間を触られ、ビックリして帰ったそうです。

ハッテン場の映画館は、後ろの立ち見の所だけ混雑していて、客席はガラガラです。

2回目もまた触られ、帰って来たそうです。

なぜか気になって仕方がないので、覚悟をしてまた行き(3回目)、とうとう、ゲイの世界に第一歩を踏み出してしまったそうです。

丸メガネ君、2週間ぶりに来店。

「病気でもしていたの?」って聞いたら、「休みの日はずっと、英都(淫宿)に行っていました」と、丸メガネ君。

「えっ、週に2回、2週続けて行っていたの」と、私。

「僕は今、月に半分は休みです」と、丸メガネ君。

「えっ、そしたら2週とも、休みの日は全部、英都に行っていたの?」って聞いたら、「はい」との返事。

A君が「帰ります。領収書を下さい。僕、自営業をしているので」とのこと。

A君がエレベーターホールで言いました。

「男好き(ゲイ)でない人間が飲みに来てはいけませんか?」と。

「うん、ここはゲイの人が集まる店だから、来てはだめだよ」と、私。

A君、かけふの店が気に入ってくれた様子。

でも、仕方ないよね。ゲイとノンケは違うもの。

Cちゃん、今夜は、東京の出張帰りだそうです。

東京のお土産として、銀座たまやの「東京たまご ごまたまご」を買って来てくれました。

ありがとう。 「ごまたまご」は美味しかったです。