日曜日

「昔、付き合っていた男は、アルコールが飲めないのに色気ばっかりだった」と、Aちゃん(60半ば)。

Aちゃん(バツ一)は、ゲイの世界にデビューしたのは40代。

当時、6年間、付き合った男(6才上)がいたそうです。

彼とゲイスナックに飲みに行くと、まだ飲んで間がなく、素面の状態なのに、彼はAちゃんの足をツンツンして、「ロイヤルの個室をとっておいたよ」と、いつも嬉しそうに言っていたとか。

もう何年も付き合っていて、もう新鮮味のないセックスをデートの度に求められてAちゃんは少し、飽き飽き。

「2人で飲んでいて、何となくモヤモヤ、セックスをやりたい気分になってからホテルに行くのなら兎も角、会う度に求められたらいやになる」と、Aちゃん。

「そだね、デートはセックスが全てではないものね」と、誰か。

Aちゃんは今日、天皇賞勝馬投票券を買いに行ったそうです。

キタサンブラックや武が嫌いなので、リアルスティールから流したそうです。 残念ながらキタサンブラックが1位で、負けたとか。

競馬をしながらパチンコ。 パチンコでも3万円、負けたそうです。

でも、Aちゃんは穴狙いなので、時々、競馬では大きいのを当てています。

その後、4時から飲み出して、かけふの店は4軒目。

「突出し、私は要らないから、あんた等の好きな物にして良いわよ」と、Aちゃん。

「そうだね、みんなで食べれる物が良いね。うるめ鰯の一夜干しにしようか?」と、私。

「それだったら僕も1本、食べる」と、Aちゃん。

いざ、うるめを焼いて出したら、「あっ、私、頭が付いた物、食べれない」と、Aちゃん。

あー、Aちゃんって、どんな家庭環境で育ったのでしょう?

店の開店準備中に電話。

「もしもし、Bです。 日記に書いてあったYPって、僕の知っている人ですか? Yのことですか?」と、Bちゃん。

「そうだよ」と、岡ちゃん。

BちゃんはYPと同じで元、公務員。

BちゃんとYPは、関係者かどうかは知らないけれど、友達同士。

昔、2人で私の家にも遊びに来たことがあります。

「家はガンの家系だ」と昔、YP。

一番上の姉さんは乳がんになり、結婚をあきらめてYPと2人暮らし。

2番目のお姉さんは嫁に行き、息子2人が高校生(柔道部)の時、乳がんで死亡。

去年、何度、電話をしても、連絡が取れないので、元彼のCちゃんが実家に電話。 お姉さんが電話に出て、Yが死んだことが分かりました。

YPは体調を悪くした頃から、誰とも、連絡を取らなくなりました。

携帯に電話をしても、出ませんでした。

でも、日記のお蔭で、みんなにYが亡くなったことを伝えられて、良かったな、と私は思いました。