NHKのドキュメント72時間は、だいたい録画して見ています。
今回、再生して見たのは2月16日に放映された番組で題は、「24時間営業のドラッグストアー」
撮影場所は日本で一番乗降客が多い新宿駅近くのドラッグストアーでした。
来たお客さんは色々。
ボイストレーナーの彼女の為に栄養ドリンクを買いに来た若者。
解体現場で働いている男性は、アイスクリームを、友達の分も含めて4個。
調剤コーナーで月経痛の薬を買ったのは小さなステージで歌を唄っているアイドル。
いつもダンスが下手だと叱られているとか。
中国人の若い女性が買ったのは、国へのお土産にと、カゴいっぱいの風邪薬。
昼、弁当を買いに来てカロリーの数値を見ている28歳の元拒食症の病院勤務の女性。
短期間で15キロの増減をしてしまうとか。
雀荘で最低賃金で働いている若者は100円強のパスタの買い物。
夜中の1時、魚アレルギーで薬を買いに来たのだけれど間に合わず、救急車で病院へ搬送された人。
糖尿病で人工透析をしていた若い女性は、お母さんから腎臓をもらい元気になったとか。「親より先に死んだら、一番の親不幸だから」と、彼女。
最後に登場したのは70台半ばの男性で昔は宝石屋さん。
バブルがはじけて今は少額での年金暮らし。
生活費を稼ぐために今は清掃の仕事。
「今は、どうやって死のうかな?」と思っているとか。
今回の「ドキュメント72時」を見て分かりました。
ドキュメント72時で、取り上げられる人達には共通性があると。
若者で不登校となり途中、挫折したけれど今は、一所懸命に、そして細々と生きている人達。そして、将来はどうなるか不安な感じの人達。
年配者の場合は、昔は羽振りが良かったり、夢に向かって一途邁進していたけれど、転々として今は生活が苦しい人達。
NHKは、そんな人達をインタビューして番組で取り上げ、番組を盛り上げているようでした。
「ドキュメント72時」を見て私が思ったことは、「歳に関係になく自分らしく生きる」、「建設的な生き方をする」と云うこと。
今夜は少し寝る時間を遅くしようかな?
何となく静かに自分と対話をしてみたいような。