モーション、熱い目線

いつもお客さんで賑やかな2階の店が今日は嫌に静か。

どうしたんだろうと見に行くと「本日、臨時休業」の札が掛かっていた。

どうして臨時休業なんだろう。心配になってしまう。

月曜日が定休日なので火曜日も休み、連休にでもされたのだろうか。

今夜はお客さんが中々来られず、坊主にでもなるのではと、心配をしてしまいました。

7時半を回った頃、Oちゃんが新世界を見回って来ると店を出て行った後、一気にお客さんの来店。

私は一人でオロオロ。

最初のアベックさんにビールをお出しして、次のお客さん二人(一人は北のマスター)に「何にされますか?」と注文を聞くと、焼酎とのこと。

ボトルの担当はOちゃん。

棚を見て、マスターのボトルを必死に探しました。

そうこうしている中にOちゃんが帰って来て一安心。

その後もお客さんが来られてまたまた一安心。

北のマスター(Nちゃん)に小Nちゃんらがリクエストをしてカラオケを唄ってもらったのだけれどもマスターはすごく唄が上手。

皆が暗い歌(悲しい歌)を連続してリクエストをしたのだけれど、大Nさんは涙を拭き拭き聞いていました。

大Nさんは感受性が強いのでしょうね。

12時を回ってお客さんはKちゃん一人。

「さっきの人、誰?」と私に聞いてきた。

「Aのマスターだよ。知らなかったの?」と言うと「私の理想だわ」と言う。

へーと内心思ってしまった。

本当にKちゃんの理想の人って分からない。

これまでKちゃんがお付き合いした人を数人知っているけれども、何処にも一貫性がない。

Kちゃんの理想の中にAのマスターが入るなんて私には考えられない。

本当にビックリ。

Kちゃんはマスターに目でモーションをずっと送っていたと言う。

それでだ、マスターが帰られる時に「あの人は誰?」とKちゃんの名前を聞いていたのは。