金曜日

Tちゃんは4月30日が60才の誕生日。

定年退職をして、その後、同じ会社で週3日、働くそうです。

暇が出来るので今は、色んなカルチャーセンターの案内を見ているそうです。

定年退職を明るい気持ちで受け止めて、第3か第4の人生のスタート、何度目の人生のスタートかは分からないけれど、前向きに生きるって・・良いことだなと、私は思いました。

「ジムに通って今更、ムキムキマンになっても仕方ないね」と言って、Tちゃんは笑っていました。

Tちゃんは一人っ子で、93才のお父さんと2人暮らし。

お父さんは買い物行ったり、本を読んだり、クロスワードパズルをするなど、元気に過ごしているそうです。

Tちゃんも朝早く起きて散歩に行き、毎朝、洗濯をするなど規則正しい生活をしているそうです。

AさんとBちゃん(43才)は昔、東京で付き合っていたそうです。

Bちゃんが結婚をすることになり、Aさんは身を引いたそうです。

東北大震災が起きて心配になり、AちゃんはBちゃんに十何年振りかで(奥さんの実家・福島に)電話を入れたそうです。

何とか連絡が取れて、Bちゃんの無事が確認されたとか。

Bちゃんは、なぜAさんが連絡をくれなくなったのか不審に思い続けていたそうですが、電話でAちゃんが身を引いたのだと、やっと分かったそうです。

今夜は、海外の出張帰りのBちゃんとAさんが再会し、店に寄ってくれました。

Sちゃんがお連れさんと来店。

Sちゃんと、Sちゃんが付き合っていた人(Mさん)が、昨年の夏くらいから突然来なくなったので、私たちは心配をしていました。

今夜、Sちゃんが言うのには・・Mさんが会社に出勤した時、Mさんの呂律(ろれつ)が回っていないので同僚が心配して病院に行く事を勧めたそうです。

「Mさんが病院に行って検査を受けたら頭の線が3本切れていた(脳梗塞)。今はリハビリをしている」と、Sちゃんが言っていました。

Sちゃんのお連れさんは新規さん。新規さんは鹿児島のTさんで59才。

2人は何ヶ月か前に通天閣の下の銭湯で出会って会話をしたそうです。

その時、かけふ日記があることを、SちゃんがTさんに話し、Tさんはかけふ日記をずっと読んでくれているそうです。

今回、大阪に出て来たので、2人でかけふの店に来てくれました。

Tさんは鹿児島で普通に結婚して子供もいるそうです。

Tさんが40才代の頃、寄り合いに車で行き、アルコールを飲んだので車で帰れなくなったそうです。

そこで仮眠室のあるスーパー銭湯の様な所に行き、風呂に入り寝ていたそうです。

そこで突然、男の人に手を出されて初めて男同士のセックスを体験したそうです。

今まで、ゲイが存在する事など全く知らなかったTさんにとっては、想定外・青天の霹靂(せいてんのへきれき)。

その後、ゲイの世界にはまってしまったようです。

Sちゃん(62才)もTさんも女姉妹の末っ子(男はただ一人)。

Sちゃんは家でミシンを踏むような子供時代。

Tさんは外で男の子と遊びまくる子供時代だったそうです。

Sちゃんが忘れ物(傘)を取りに、店に戻って来ました。

そして、「TさんはE(老けの人の集まる淫宿)に一人で行ったよ」と、話していました。