水曜日

2年前のこと。 新世界の某スナックでAちゃん(50半ば)は、会計を済ませて帰ろうとしていたそうです。

そこにBちゃん(60過ぎ)が来て、2人は初めて会い、付き合い出したそうです。

「でも、その店には、その後、1度も行っていないね」と言い、2人は笑っていました。

Bちゃんが、或る店での出来事を話してくれました。

その店に60代の男と、40代の男のアベックがいたそうです。

60代の男が言ったそうです。

「歯のない人が歯茎でチンポをくわえてくれたことがったけれど、最高だったな。今までで一番気持ち良かった」と。

その後、アベックの片割れの40代の男が歯医者に行き、言ったそうです。  「歯を全部、抜いて下さい」と。

医者がビックリして言ったそうです。 

「なんでこんなに綺麗な歯を抜くの?」と。

店のマスターも、もう反対したそうです。

でも、40代の男は歯を抜いてしまったそうです。

Bさんも、歯を抜いた40代の男と、店で会ったそうですが、「口元はしょぼしょぼで、お爺さんの様だった」と、Bさん。

暫くして40代の子が、一人で店に来て言ったそうです。 

「捨てられた」と。

“ 歯を全部抜いてまで、愛する男の為に尽くしたい ”って、純粋だね。

でも、この話って、本当にあった話だろうか?

もし、本当にあった話だったら ・ ・ ・ すごい話だね。

京都や奈良では、観光客相手の人力車が走っています。

その人力車が最近、新世界でも走る様になりました。

この間は、新世界から四天王寺(日本最古の寺)へ向かう坂で、人を乗せた人力車が走っていました。

新世界での人力車について、Bちゃんが話しました。

新世界のゲイスナック街(ちゃんちゃん通り付近)に人力車を止めて、車夫が女性客に説明したそうです。

「この辺はオカマさんがやっているスナック街でーす」と。

すると女性客が言ったそうです。 「キャー、行ってみたい」と。

「僕達、オカマじゃないよね」と、誰か。

「ノンケが見たら、みんな、オカマなんでしょう」と、違う誰か。

Bちゃん(アラ70)と、Cちゃん(50半ば)の来店。

焼いたうるめ鰯を食べる時、頭から尻尾まで全部食べるか、頭や尻尾を残すか、の話になりました。

Cちゃん以外は、全部食べる派でしたが、Cちゃんは頭と尻尾を残すそうです。

「だって、頭と尻尾には身がないでしょう」と、Cちゃんが言ったので、私はビックリ。 そうだな、なるほどと。

今夜のお客さんは、話し上手な人ばかりで、すごく楽しかったです。