金曜日

パート1

今日は金曜日。 

お店に行ってから業務スーパー(店から歩いて15分)に箸を買いに行かなくてはいけないので、岡ちゃんの病院には早目に。 

病院に着いたのは午後1時。

病室に行ったら、岡ちゃんのベッドは空っぽ。

「しまった。そう、金曜日の昼から岡ちゃんは、風呂に入れてもらう日だったんだ」と、私。

岡ちゃんが風呂から帰って来るまで、1階のロビーで待つことに。

1時半になり病室に戻ると、風呂上がりの岡ちゃんがのんびり、ベッドで横になっていました。

病院を2時に出て、ライフに買い出しに。

菜の花が安く売っていたので、買いました。

店で、菜の花の辛し和えを作りました。

パート2

JR環状線で店に行き、業務スーパーに。

いつもと違う道を歩いていたら、4月1日(日曜・大安)に店をオープンするYのマスターと出会いました。

「開店準備、何もしていないから今、大変!」と、両手にレジ袋を下げたマスター。

「僕はこれから箸を買いに」と言ったら、「私も今、買って来た」とマスターは言い、片方のレジ袋を持ち上げました。 

マスター、頑張ってね。

パート3

店を閉めて、歩いて家に帰る途中、聞き覚えがある声が聞こえてきました。

暗がり、よく見ると、自転車に乗ったHのマスター。 

お互いに「お疲れさん」。

携帯に、「今、かけふさんが家に帰るのに会った」と、マスター。

多分、相方のBさんに電話をしているのだろうな?と、私は想像。

こんな日って、珍しい。

店の始まりと、店の終わりに、店のマスターに会うなんて。

Hのマスター、こんな遅い時間(午後11時半)、何処に行くのかな?

午前1時まで開いているライフ下寺町に買い物に行くのかな?

何て考えながら、家路を急ぎました。

 

四天王寺の東門辺りは暗い。

暗い中に咲き始めた桜が薄ぼんやりと、ちらりほらり。

花よ、花よ、幸せ運んで来ておくれ。

パート4

元、銀行員のAちゃんが言いました。

「昔、10万円の記念硬貨が発行されたでしょう」と。

その時、ゲイの友達が言ったそうです。

「10万円硬貨が10枚、1枚のシートになっている。その10枚が一つになったシート、そのままが欲しい。手に入れてくれ」と。

10万円×10枚で100万円。

「そんな金ない」と言ったら、100万円、送って来たそうです。

「へー、10万円が10枚、一つのシートになっていたの?一枚だったら値打ちが出ないけれど、10枚のシートだったら今、値打ちが出ているかも」と、聞いていた誰かが言いました。

「目の付け所が違う人ってすごいね」と、また違う誰か。

パート5

会計を済ませてBちゃんが帰る時、カウンターに置いた私の手をぎゅっと、握ってくれました。

「頑張れよ」との気持ちを込めて。

私も「うん、頑張るよ」の意を込めて、Bちゃんの手を黙って握り返しました。

さー、明日からまた、頑張ろう。