金曜日

今日も、新聞や、宮本輝の小説や、宮沢賢治の童話を読んだけれど、今日はなかなか頭に入りませんでした。

新聞を読んでも感動する記事もなく、あったとしても私の心は素通りしてしまったのでしょうか。

時々、読む全ての物にビンビンと心が反応をして感動をする日もあれば、読む内容が全く頭に入らず、1日中、無感動に終わる日も時々、あります。

感動するしないは、私の身体の調子や、心の状態で決まるのでしょうか。 

無感動の日は、読んでいてちょっと、つらいです。

俳句などの句集や、詩集を読んでいる時は特に、感動、無感動が顕著に表れます。 不思議です。

童話、「銀河鉄道の夜」は昨夜、読み終えました。

去年の2月9日(土)、NHKのETV特集宮沢賢治 銀河の旅〜慟哭の愛と祈り」という番組が放映されました。

その番組の中で、宮沢賢治を同性愛者だと言い、彼が一生、愛し続けた男は盛岡高等農林学校で出会った保阪嘉内(同い年)だと言っていました。

そして、「銀河鉄道の夜」に登場する少年2人のうち、一人ジョバンニは宮沢賢治で、もう一人の少年カムパネルラは保阪であろうと言っていました。

そう思って読んで行くと、汽車の中でカムパネルラが少女と親しげに話しているとジョバンニが焼餅を焼き、心の中で「あんなに女の子と面白そうに談(はな)しているし僕はほんとうにつらいな」とつぶやいていました。

銀河鉄道の夜」は、どうしてこんなにも読まれているのでしょう? 

読んでも意味の分からない私は、不思議に思っています。

保阪は結婚をして子供ももうけますが、宮沢賢治は一生、独身。

一人の男を思い続けるって、つらいことでしょうね。

これは今日の話はありません。

Aさんが我が家に遊びに来てくれた時のことです。

台所の隅に、5キロの米が置いてあるのを見て、Aさんが驚いて言いました。

「えっ、コメ、冷蔵庫に入れなの?」と。

「冷蔵庫に入れて米を保存しないと味が落ちる」と、Aさんが言うのです。

みなさん、お米は冷蔵庫に入れています?

私は高い米を買わないし、麦と一緒に焚いているので常温で良いと思うのですが。

みなさんは親から言われたことはありませんか?

「お前は拾って来た子だ」と、小さい頃に。

女性の作家(関西の人?)が書いている小説の中でのことです。 女の主人公が大阪弁で話します。

「子供の頃に母親から『お前は拾って来た子だ』と言われ、猛烈にビービー泣いていた。、この間、自分の娘に、腹たちまぎれに「お前は拾って来た子だ」と言ったら、胸がスーッとした」と。

多分、作家自身も、親の言うことも聞かないで何時までもビービー泣いている娘に「お前は拾って来た子だ」と言いはなった時、後ろめたい気持ちと共に、スカッとしたと言うのは正直な意見だろうなと、私は推測をしました。

色んな本を読んでいると、想像で色んな追体験が出来て面白いです。

9月30日に図書ボランティアの講習に行きました。

中央図書館の広いホールに、参加者5、60人。

その時、司会者が言いました。

「コロナの加減がありますので質疑応答は、はぶかせて頂きます」と。

移らないよう工夫すれば質疑応答なんて大丈夫だと、思いませんか。

此の頃はなんでもコロナのせいにして重要なことも省略しています。 ゆゆしきことだと私は思っています。

今夜は、満月。

明日は土曜日、みなさんのご予定は?

明日も素晴らしい1日になりますように。